政府機関
バングラデシュ投資開発庁(Bangladesh Investment Development Authority)
2016年に投資庁(Board of Investment)と民営化委員会が合併して誕生。外国投資の促進に向けた「ワンストップ・サービス」の強化が、その背景。ホームページからは、外国投資に関する手続きの他に、各産業の概要など包括的な情報が得られる。
バングラデシュにおける関係機関の一覧です。現地の情報収集の際に、ご参考にして頂けると幸いです。
(尚、これらの機関への連絡・接触は各企業および個人の自己責任において実施して頂き、その帰結についてJICAは何ら責任を有するものではありません。)
外国投資全般 | 農業・食品加工分野 | 医療・保健分野 | 地方給水分野 | 産業振興 |
金融・マイクロファイナンス | 情報・通信産業 | 再生エネルギー | 教育 | その他 |
政府機関
バングラデシュ投資開発庁(Bangladesh Investment Development Authority)
2016年に投資庁(Board of Investment)と民営化委員会が合併して誕生。外国投資の促進に向けた「ワンストップ・サービス」の強化が、その背景。ホームページからは、外国投資に関する手続きの他に、各産業の概要など包括的な情報が得られる。
政府機関
産業省(Ministry of Industry)
産業政策の立案・実施を担っている省庁。2016年に策定された産業政策では「農業/食品加工産業」「縫製業」「情報通信産業」「製薬業」「軽工業」「皮革産業」「ジュート産業」が優先産業に指定されている。
政府機関
歳入庁(National Board of Revenue)
所得税、付加価値税(VAT)、関税など徴税業務を担っている部署。一方、ホームページに掲載されている各税法は英語ではなくベンガル語であり、同庁の体質を象徴している。
商工会議所
バングラデシュ商工会議所連合会(The Federation of Bangladesh Chambers of Commerce and Industry :FBCCI)
バングラデシュの経済団体を統括する連合会。全国79の商工会議所、369の業界団体をメンバーに擁する。民間企業の貿易や投資等を促進するための政策提言、国際交流など幅広い活動を展開している。日本・バングラデシュ経済委員会のバングラデシュ側のカウンターパートナー(日本側は日本商工会議所)。
商工会議所
メトロポリタン商工会議所(Metropolitan Chambers of Commerce & Industry:MCCI)
バングラデシュの主要企業327社が所属する大企業を中心とした経済団体。租税、貿易、投資など、バングラデシュの経済活動に関わる幅広い分野において政策提言を行い、国際機関との連携にも積極的。
商工会議所
ダッカ商工会議所(Dhaka Chambers of Commerce & Industry:DCCI)
首都ダッカの中小企業を含む民間企業3773社を擁する商工会議所。メンバーへ向けての情報発信、セミナーやワークショップの開催、中小企業振興のためのロビー活動など積極的に展開している。
商工会議所
日本バングラデシュ商工会議所(Japan-Bangladesh Chambers of Commerce & Industry:JBCCI)
日本とバングラデシュ間の貿易と投資促進を目的とした経済団体。日バの168社がメンバーとなり、両国間のビジネスを橋渡しするマッチメーキングや市場調査なの諸活動を展開している。
商工会議所
チッタゴン商工会議所(Chittagong Chamber of Commerce & Industry)
バングラデシュ第2の都市チッタゴンの商工会議所。チッタゴンの貿易、商業、製造業の発展を推進するため、政策提言、国際交流、メンバーへ向けてのセミナーやワークショップ等の活動を展開している。
商工会議所
シレット商工会議所(Sylhet Metropolitan Chamber of Commerce and Industry)
バングラデシュ北東部に位置するシレット市の民間企業76社をメンバーとする商工会議所。貿易、商業、製造業の発展を推進するため、政策提言、国際交流、展示会、メンバーへ向けてのセミナーやワークショップ等の活動を展開している。
商工会議所
ラッシャヒ商工会議所(Rajshahi Chamber of Commerce & Industry)
バングラデシュの西部に位置するラッシャヒ市の910社をメンバーに擁する商工会議所。農業を中心とする地域の貿易、商業、製造業の発展を推進するため、政策提言、国際交流、展示会、メンバーへ向けてのセミナーやワークショップ等の活動を展開している。
商工会議所
クルナ商工会議所(Khuluna Chamber of Commerce & Industry)
バングラデシュの南部に位置するクルナ市の商工会議所。クルナ市の貿易、商業、製造業の発展を推進するため、政策提言、国際交流、展示会、メンバーへ向けてのセミナーやワークショップ等の活動を展開している。
政府組織
農業省(Ministry of Agriculture)
農業政策の立案・実施を担っている省庁。主に農業生産量の増加に向けた農業技術の開発・普及に力を入れている。同省傘下には全国各地にDAE(Department of Agriculture Extension)があり、現場レベルでの施策の実施を担っている。
政府組織
食料省(Ministry of Food)
食糧法(Food Policy)の実施を担っている省庁。食の安全性(Food Safety)や栄養価の高い食料(Nutritious Food)の供給に焦点を当てている。
研究機関
バングラデシュ農業研究所(Bangladesh Agricultural Research Institute:BARI)
バングラデシュ最大の農業試験場。種苗生産、肥料改良、畜産、ポストハーベストロス対策など、幅広いテーマを取り扱っている。場所はガジプール。
業界団体
バングラデシュ農産加工協会(Bangladesh Agro-Processors's Association:BAPA)
1998年に設立された食品加工分野の業界団体。現在およそ460社が加盟。食品加工の業界振興および輸出促進が主な目的。特に先進国向け輸出促進に関心が高い。
研究機関
ホーテックス基金(Hortex Foundation)
バングラデシュの農産物の輸出促進を目的として1993年に農業省の主導で設立された非営利団体。農家への様々な支援、研究開発、政策提言、セミナーやワークショップ開催などの活動を通じて、欧米や北米を中心とした市場へのバングラデシュの農作物輸出促進を図る。
NGO
iDE Bangladesh
発展途上国の農村開発を目的に米国で設立されたNGO「iDE」のバングラデシュ事務所。農家を市場と橋渡しすることでサステナブルな農村開発を目指す。農業の生産性を改善する革新的な技術の導入にも積極的。
大学
バングラデシュ農業大学(Bangladesh Agricultural University)
バングラデシュの農業に関する研究・教育を担う国立大学。1961年に設立され、バングラデシュの農業を牽引する多くの人材を輩出。農業、畜産、漁業、獣医学などの学部のほか、農業関連の特別研究機関を設置している。現在、6000名を超える学生が通う。
民間企業
Golden Harvest Agro Industries Limited
バングラデシュの企業グループGolden Harvest Groupの1社として2004年に設立された食品加工会社。バングラデシュ国内の冷凍加工食品市場を切り開いたパイオニアであり、業界をリードする。2012年にダッカ証券取引所に上場。
民間企業
Chaldal.com
バングラデシュの食料・雑貨のオンライン・デリバリーサービスを展開するベンチャー企業。2013年に設立し、シリコンバレーのベンチャーキャピタルからの出資も受けて順調に業容を拡大中。自前の物流システムを開発し、技術力にも定評がある。
民間企業
ACI Motors Limited
バングラデシュの企業グループACI Groupの1社で、農業機械を主体に、建機、オートバイを販売する。4輪トラクターではSonalica製(インド)を扱う他、韓国製や中国製の製品を全国の販売店を通じて販売。2016年よりヤマハ製オートバイの独占販売代理店となる。
政府機関
健康・家族福祉省(Ministry of Health and Family Welfare)
医療行政を担当している省庁。バングラデシュにおける医療機関は、同省傘下の保健サービス総局と家族福祉総局が監督している。
研究機関
International Centre for Diarrheal Disease Research, Bangladesh
バングラデシュに本拠を置くグローバルな医療研究機関。貧困者の健康問題解決に取り組んでおり、感染症、呼吸器障害、栄養失調、母子保健などの研究成果や活動で数々の賞を受賞し、国際的な評価が高い。
民間企業
GME Limited
バングラデシュの医療機器輸入販売事業者。富士フイルム社や島津製作所の医療機器のほか、欧米や韓国の製品を国内の医療機関に販売。バングラデシュの医療機関のデジタル化を切り開いたパイオニアとして業界をリードしている。
民間企業
Dnet
バングラデシュの保健、教育、女性のエンパワーメントなどに取り組むソーシャル・エンタープライズ。革新的な技術やアイデアを取り入れた活動は、世界で注目されている。携帯電話を利用した母子保健サービス「Aponjon」は、累計利用者が180万人を超えた。
政府機関
公衆衛生工学局(Department of Public Health Engineering :DPHE)
農村地域での水供給を担当している部署。地下水の砒素問題を受け、現在は表流水の活用に焦点を当てている。 (尚、都市部での水供給は、都市毎に設立されている上下水道公社(Water Supply & Sewerage Authority:WASA)が担当している。)
研究機関
Institute of Water Modelling
バングラデシュの水資源管理の研究所。水環境工学や数値計算数理学を利用した研究を進めており、政府の水資源計画に活用されている。洪水、湖沼、灌漑など多様な分野で研究成果が活かされている。
政府機関
中小企業基金(SME Foundation)
バングラデシュの産業省傘下の中小企業振興機関。中小企業に対する経営支援、ファイナンス、人材育成などのサポートを行っている。全国各地での展示会や各種セミナー・ワークショップの開催、市場調査実施など多彩な活動を展開。
政府機関
バングラデシュ産業技術支援センター(Bangladesh Industrial and Technical Assistance Center:BITAC)
職業技術に関する国立の訓練センター。1962年に設立され現在はダッカ、チッタゴン、チャンドプール、クルナ及びボグラの5か所にセンターを有する。
政府機関
マイクロファイナンス規制庁(Microfinance Regulation Authority)
マイクロファイナンス業界を監督する機関であり、マイクロファイナンス機関は同庁への登録が必要。ホームページからマクロファイナンスに関する法規制を知ることが可能。
NGO
Palli Karma-Sahayak Foundation (PKSF)
1990年に政府により設立された「非営利企業」であり、農村地域における雇用創出を目的に、マイクロファイナンス活動も展開。借手数は855万人(2015年6月末)に達する。
NGO
Credit and Development Forum (CDF)
マイクロファイナンスにおける業界団体。ホームページからはマイクロファイナンス業界の概要を知ることが出来る。
NGO
Grameen Bank
バングラデシュにおけるマイクロファイナスの先駆け的な存在。総裁のムハマド・ユヌス博士がノーベル平和賞を授賞したことでも有名。
民間企業
bKash
バングラデシュのモバイル・ファイナンスを切り開いたパイオニアで業界トップ。2011年の事業開始以降、急速に業容を拡大し、銀行口座を持たないBOP層に広く受け入れられた。BRAC銀行が51%を出資している。
民間企業
IDLC Finance Limited
バングラデシュでトップのノンバンク。 コーポレートファイナンスに強みを持ち、個人や中小企業にも幅広い金融サービスを提供している。全国に25の支店を持ち、インベストメントバンキングも行う。
業界団体
ソフトウェア&情報サービス協会(Bangladesh Association of Software & Information Services:BASIS)
バングラデシュのIT(情報通信技術)業界の1100社をメンバーに擁する業界団体。IT業界振興のための諸会議開催、国内市場開発、海外市場開発、政府へのロビー活動などを活発に行っている。
政府機関
インフラ開発公社(Infrastructure Development Company Limited :IDCOL)
インフラ開発と再生可能エネルギー開発のファイナンス機関として1997年にバングラデシュ政府によって設立された。無電化地域にソーラーホームシステムを400万台以上設置したプログラムは、世界的に高く評価されている。
NGO
Grameen Shakti
農村の無電化地域のためのソーラーホームシステム販売の最大手。ノーベル平和賞を受賞したユヌス博士が1996年に設立した非営利企業で、バングラデシュの再生可能エネルギー開発の草分けとなった企業。
民間企業
ME SOLshare Limited
2014年にドイツ人起業家によってバングラデシュで設立されたソーラーホームシステム(SHS)用機器の製造販売会社。SHS間をつなげて電気を分かち合う革新的な技術とアイデアで2016年のInter Solar Awardを受賞。
大学
United International Univeristy/Centre for Energy Research
バングラデシュの私立大学United International University内に、2010年に設置された再生可能エネルギー関連の研究機関。多く研究実績があり、ソーラーホームシステム用機器の認証試験実施機関でもある。
政府機関
初等・大衆教育省(Ministry of Primary and Mass Education)
初等・大衆教育省は初等教育を担当し、「万人の為の教育(Education For All)」をミッションに掲げる。一方、教育省は中等および高等教育、職業教育を所管。
政府機関
教育省(Ministry of Education)
初等・大衆教育省は初等教育を担当し、「万人の為の教育(Education For All)」をミッションに掲げる。一方、教育省は中等および高等教育、職業教育を所管。
NGO
Campaign for Popular Education (CAMPE)
教育分野のNGOや研究者、教師などが参画するネットワーク型NGO。「万人の為の教育(Education For All)」の為に、政府への働きかけや啓蒙活動を実施。
大学
ダッカ大学(University of Dhaka)
1921年に設立された国立の総合大学。バングラデシュの最も権威のある大学として、多数の有識者を輩出してきた。現在、13の学部と77の学科を有し、生徒数は3万7000人を超える。
大学
バングラデシュ工科大学(Bangladesh University of Engineering and Technology)
1876年に設立された工学系国立大学。バングラデシュに数ある同様の大学の中では、その歴史と実績で抜きんでた存在。建築学部や土木学部など5学部18学科を有する。
政府機関
バングラデシュ規格検査所(Bangladesh Standard Testing Institution :BSTI)
工業規格の策定および認証を行う機関。しかし、その対象範囲は産業資材、食品、ペットボトルに至るまで多岐にわたる。
政府機関
バングラデシュ統計局(Bangladesh Bureau Statistics)
統計情報の収集・公開を行っている部局。同局のホームページには経済統計から人口センサスまで幅広い統計情報や報告書が掲載されている。
政府組織
NGO Foundation
バングラデシュの中小のNGOを支援することを目的に財務省が2004年に設立した非営利団体。現在、1120のNGOに対し、経営面、資金面、人材育成面で支援を提供している。
NGO
BRAC
1972年にバングラデシュで設立された世界最大のNGO。マイクロファイナンスを全国各地で展開する他、教育、保健衛生、農村開発など幅広い分野で貧困層支援に取り組んでいる。傘下に多くの企業群を擁する。
政府機関
輸出振興局(Export Promotion Bureau)
輸出の促進を目的に設立された部署。ホームページには、商工会議所、各業界団体、セクター毎の現地輸出企業等の情報が掲載されている。