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HOMESDG SDGs Goal 1: 貧困をなくそう

SDG2021.06.30

SDGs Goal 1: 貧困をな

【バングラデシュにおける持続可能な開発目標(SDG)】

地域:ダッカ

分野:

SDGs Goal 1は「2030年までに、世界中で極度の貧困にある人をなくすこと、様々な次元で貧困ラインを下回っている人の割合を半減させること」を目標としています。 貧困層、脆弱層をはじめ全ての人々が経済的資源に対し平等な権利を持つことや、基本的なサービスへのアクセスを確保することなどによって達成することが求められます。

SDGs Goal 1『カマル(Khamar-e)』のビジネスケース

 カマル(Khamar-e)は、都市部に住む消費者に費用対効果の高い牛肉、牛乳、野菜・果物を提供すること、また、携帯アプリでそれらを売買することで農家の収入を増やすことでSDGs Goal 1に貢献しています。

 カマル(Khamar-e)は、データに基づく農業、サプライチェーン・エコシステム形成に向けて取り組んでいる農業技術のスタートアップ企業です。
同社は、 牛の健康状態をチェックできるネックバンドの製作からスタートしました。当初は、乳牛の健康状態の管理に重点を当てていましたが、 新型コロナ感染症を受け、イスラム教の最大の宗教祭であるイードの間に、アッラーへ捧げられる牛のオンラインマーケティングに移行しました。オンライン・プラットフォームを開設し、 牛の身長、体重、各部の寸法、写真など牛の情報を提供し、消費者はオンラインで購入し、同社は売上の5%を受け取る仕組みとなっています。

カマルのビジネスモデル:

牛の市場

牛のオンライン市場を定期的にダッカの近郊で開催しています。各地から来る獣医の健康チェックを終えた牛を集め、その情報をアップロードし、消費者が市場またはオンラインで牛を購入します。 オンライン購入の場合、同社が消費者へ牛を配達するほか、依頼があれば、屠殺することもできます。

RMG キオスク

 別の企業とパートナーシップを締結し、既製服縫製業(RMG)業界を対象に、登録されたRMG工場の労働者から、野菜や果物の注文を受けています。受注後、農場から直接収穫し、市場よりも安い値段で労働者に提供します。 今後、料金回収のためのフィンテック企業との連携を計画しています。また、 RMG工場の敷地内で食材を調理し労働者に提供しています。材料は同様に農場から直接仕入れ、細心の注意を払って調理されています。

乳製品事業

 乳製品事業で重要なことは牛乳の純度の確保です。同社は審査団を形成し品質管理を行っており、合格後に消費者に提供されます。当初は個人に牛乳を提供していましたが、最近では菓子メーカーとも連携した事業を開始しています。

※本記事は、掲載企業の一切について保証するものではありません。ご了承ください。

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