ひろばニュース

札幌市立定山渓中学校のほっかいどう地球ひろば訪問

2020年9月8日

協力隊員の体験談

地球案内人と一緒に地球ひろばを訪問

各国のSDGs達成状況がわかるパネル

 定山渓中学校の1年生・2年生5名がほっかいどう地球ひろばに来訪しました。
 今回は、夏休みに毎年行っている宿泊研修プログラムの一環としてほっかいどう地球ひろばを訪れました。最初にJICA海外協力隊員の体験談を聞いた後、地球案内人のガイドでほっかいどう地球ひろばを見学し、終了後は併設のレストランカフェ・地球こうさてんでお昼を食べていただきました。
 
 JICA海外協力隊員の体験談では、キリバスでごみ問題に取り組んだ工藤案内人の話を聞きました。キリバスの特徴的な地形、日本と全く違う食生活や生活の様子など、生徒たちにとって色々と興味深かったようで、みんな熱心に話を聞いていました。実際の活動で困ったこと、それを乗り越えた経験談もあり、生徒たちはそこから学ぶものがあったのではないかと思います。
 ほっかいどう地球ひろばツアーでは、ウガンダで井戸管理の活動をした谷本案内人のガイドで、現地の衛生状況等を学びました。世界には清潔な水が行き届いていない地域がまだまだあるため、片道何十分もの距離を何往復も水汲みしなくてはいけない現状、水汲みに追われて学校に行けない子供たちがいること、また汚い水を飲んでしまい死んでしまう人がいる…と言った話を皆真剣な表情で聞いていました。さらに現地の子供たちが運ぶ水汲みバケツの重さ体験では、皆でバケツを持ちながら水汲みの大変さを実感してもらいました。
 SDGsパネルコーナーでは、SDGsの意味や達成目標、主要国の目標達成状況についても学びました。国名の書かれたカードを入れると達成状況が一目でわかるパネルを使い、日本や様々な国の達成状況を学んでいました。
 今日のひろば訪問が、JICA海外協力隊の活動に関心を持ったり、世界が抱えている問題について「自分たちができることは何か?」と考えるきっかけになれば嬉しいです。
(文:JICA北海道インターン 北海道大学理学部3年 村瀬 海)

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