メトロマニラ洪水制御および警報システム改善計画

The Project for Rehabilitation of the Flood Control Operation and Warning System in Metro Manila

終了案件

国名
フィリピン
事業
無償資金協力(交換公文(E/N))
課題
水資源・防災
交換公文(E/N)署名
2000年10月~
供与額
10.48億円

プロジェクト紹介

フィリピンのマニラ首都圏では、雨期における洪水氾濫で社会経済活動に甚大な影響が生じています。そのため、日本の円借款によって効率的洪水調節操作システムが導入されました。しかし、観測網が未整備であるため、より精度の高い洪水予測を行うことが困難な状況でした。この協力では、同システムの改善・機能強化のための機材の整備を支援しました。これにより、迅速かつ的確な分流堰の操作および住民への洪水警報の伝達が可能になり、同国における洪水による人的被害の減少に寄与しました。

協力地域地図

メトロマニラ洪水制御および警報システム改善計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 過去に円借款で建設され、この協力にて改良されたロサリオ中央制御ステーションの外観。Effective Flood Control Operation System(EFCOS)の主要な遠隔通信、遠隔測定、警報装置等を保有する。各観測地点から送信される水位、雨量等のデータを収集・処理し、洪水予警報として機能させる、システム全体の拠点。 

  • ロサリオ中央制御ステーションの一室。観測装置、警報装置が並ぶ。 

  • この協力にて設置された水位観測所の一つ。マニラ首都圏を洪水被害から守るため、パッシグ-マリキナ川流域の主要地点から、水位情報をデジタル化して送っている。 

  • この協力にて設置された雨量観測上の一つ。マニラ首都圏を洪水被害から守るため、パッシグ-マリキナ川の流量に影響を与える主要地点から、雨量情報をデジタル化して送っている。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。