零細漁業管理訓練施設改善計画

The Project for Upgrading and Renovation of the Management and Training Facilities for Artisanal Fisheries

終了案件

国名
モーリシャス
事業
無償資金協力(交換公文(E/N))
課題
水産
交換公文(E/N)署名
2002年9月~
供与額
7.79億円

プロジェクト紹介

周りを海に囲まれたモーリシャスでは、漁業は基幹産業の一つであり、動物性たんぱく質の供給源でもあります。しかしながら、サンゴ礁における水産資源が長年の漁獲により枯渇し、零細沿岸漁業は存続の危機に直面していました。この協力では、零細漁業者を対象とし、沿岸漁業から沖合漁業に転換するための訓練環境を整える目的で、既存のアルビヨン水産研究所の施設・機材の整備を支援しました。これにより、サンゴ礁内零細漁業者の沖合漁業の転換とサンゴ礁内外の資源の減少防止を図るとともに、安定的な水産物の供給に寄与しました。

協力地域地図

零細漁業管理訓練施設改善計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • プロジェクトサイトとなる無償資金援助で建設された零細漁民訓練センターの全景。このプロジェクトは、漁業管理支所、情報資料室を含む漁業管理訓練施設の建設および、訓練用機材・ワークショップ用機材の整備を行うもの。 

  • 2004年にセンター建設工事が完工した際の記念プレート。 

  • 2004年9月30日のセンター開所式の記念プレート。開所式に出席した当時の首相、漁業大臣、および当時の日本大使の名前も載っている。 

  • 研修室の様子。漁民グループ約20名を対象に、4〜6週間のコースを年2〜6回実施、また、漁業管理政府職員向けの2週間コースも年10回程度行っている。コースの主眼はラグーン外での沖合漁業の方法、海洋環境保全、資源保護など。 

  • 研修室(小)の様子。プロジェクター、スクリーン、コンピューターなどのワークショップ用機材の供与も行われ、研修で用いられている。 

  • センター裏側の様子。同センターは海岸沿いに位置し、桟橋を経由して直接訓練船に乗り込めるようになっている。 

  • 訓練で用いる小型船用の船外機。他にも製氷機、無線機、冷凍庫などの関連機材が供与されている。 

  • 訓練用の漁船が停泊する桟橋。護岸施設、渡り橋もあわせて整備された。先方負担による訓練船が常時停泊しており、訓練に利用されている。 

  • 漁業省の管轄下にある漁業管理支所の職員の執務室。会議用机、コンピューターなどの機材も見られる。研修の関係者以外にも、漁業管理支所の常勤職員が、周辺水域の監視・救命などの作業に当たっている。 

  • 2010年5月、マダガスカル事務所長の現地視察時の写真。同センター職員と共に。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。