カンダルスタン灌漑施設改修計画

The Project for the Rehabilitation of the Kandal Stung Irrigation System

終了案件

国名
カンボジア
事業
無償資金協力(交換公文(E/N))
課題
農業開発/農村開発
交換公文(E/N)署名
2005年6月~
供与額
17.40億円

プロジェクト紹介

カンボジアでは稲作を中心とする農業が主要産業ですが、全国の水田で灌漑施設が整備されているのは約18パーセントに過ぎず、これらの施設も損傷・老朽化や構造上の欠陥から所定の機能を果たしていません。このため同国は農業生産性が低く、農村部における貧困の原因の一つとなっていました。この協力では、首都プノンペン近郊のカンダール州カンダルスタン地区において、既存灌漑施設の改修・改良を支援しました。これにより、作付面積、単位収量、農業収入について、協力開始前の目標値をほぼ達成し、農業生産性の向上に寄与しました。

協力地域地図

カンダルスタン灌漑施設改修計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 幹線水路水位調整施設直下流部両岸の崩壊状況。(協力実施前撮影) 

  • 幹線水路の堤防破壊箇所。(協力実施前撮影) 

  • 三次水路の状況。(協力実施前撮影) 

  • この協力で整備された頭首工。 

  • 灌漑地区内の末端水路。水田に水を直接流し込むことが可能となる。 

  • 灌漑地区内の末端水路。水田に水を直接流し込むことが可能となる。 

  • 水田の状況。手前から代掻き直後、雨季2期作1回目、乾季作収穫前の水田。河川水量が減少する時期は、農業用水が必要となるため、この協力による効果が発揮される。 

  • カンボジア側負担で改修された三次水路。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

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