ベニ県南部医療保健施設改善計画

ボリビア北部のベニ県では、開発の遅れのため、予防・早期治療や家庭での正しいケアが行われていれば死に至らないはずの疾患により、5歳未満児が死亡しており、第一次医療へのアクセス実現が喫緊の課題でした。この協力ではベニ県内3郡において、保健所や診療所などの建て替えと、診療所の新設、県立病院の増築および医療機材の整備を支援しました。これにより病院や保健所での新規診療件数は2004年の14,332件から、2010年には25,184件へと大きく伸び、住民の第一次医療サービスへのアクセス改善に寄与しました。