キルワ道路拡幅計画（第一期）

タンザニアでは、「貧困削減戦略計画」（2000年10月策定）において、物資と人々の移動に関するサービスを向上させるための都市および農村へのアクセス改善、幹線道路・地方道路の整備に高い優先度を掲げ、特にダルエスサラーム市内の主要道路や市外に通じる放射状幹線道路網の整備を重視していました。この協力（第1期）では、同市のキルワ道路の対象全区間11.6キロメートルのうち、6.5キロメートルについて片側1車線である道路を中央分離帯および片側2車線道路とするための拡幅整備を支援しました。これにより、朝夕の通勤・通学のピーク時の渋滞が緩和され、移動時間の短縮で350万人以上の国民の利便性の向上に寄与しました。