中部高原地域における貧困削減のための参加型農業農村開発能力向上計画プロジェクト

ベトナムは貧困という課題に対峙し、著しい経済成長を遂げてきました。しかし中部高原地域を含む少数民族が居住する地域の貧困率は依然高く、同国政府により様々な貧困削減・農村開発事業が実施されてきたものの、少数民族に配慮した計画策定能力や予算は十分ではありませんでした。この協力では、二つのコミューン（ザーライ省マンヤン郡ロパンおよびコンチュップ）において、女性や非識字者へ配慮しながら、地方行政官および住民の能力向上を通じて少数民族のための参加型開発の手法を実践しました。これにより、開発された住民参加型手法が同国の貧困地域に普及されることを目指しました。