小規模酪農改善プロジェクト

Small Scale Dairy Farming Improvement through Genetic and Feeding Management Improvement

終了案件

国名
スリランカ
事業
技術協力
課題
農業開発/農村開発、貧困削減
協力期間
2009年4月~2014年3月

プロジェクト紹介

スリランカでは、畜産農家の多くは、他の作物とともに混合経営を行っている小規模農家です。小規模農民の総所得に占める畜産からの収入の割合は約5割を占めており、畜産は所得向上への貢献度が高い部門です。しかし近年、牛の頭数が減少し、牛乳の自給率が低下し、粉乳の輸入量が増大しているため、政府は、牛乳・乳製品の自給率の向上を目標に定めていました。この協力では、乳牛の品種改良など育種面からの技術支援に加え、飼養管理技術の改善を支援しました。これにより、国内の牛乳の生産性を向上させ、小規模酪農家の所得向上に寄与しました。

協力地域地図

小規模酪農改善プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 清潔に保たれた牛舎。壁に記したメジャーを使い、牛の背丈を定期的に測っている(中央州マータレー県)。 

  • 獣医事務所の獣医師とファームデイの開催準備の打合せを行う家畜生産衛生局(以下、DAPH)職員と専門家(中央州ヌワラエリヤ県)。 

  • ファームデイにて実演指導を行う専門家とDAPH職員(北西部州クルネーガラ県)。 

  • モデル農家にて対象県外の獣医事務所とモデル農家の参加により広域普及活動ファームデイを開催。DAPH職員とモデル農家が参加者へ説明を行う(北西部州クルネーガラ県)。 

  • モデル農家(中央州キャンディ県)は自家製のヨーグルトを販売しており、養殖業も営む。 

  • 多くの獣医事務所では人工授精の記録は手書きの記録簿にて管理されているが、DAPHによりコンピュータ記録管理の促進が図られている。(中央州ヌワラエリヤ県獣医事務所) 

  • 後代検定の実施場所である国家畜産開発公社(NLDB)アンディガマ牧場の職員に妊娠鑑定の指導を行う専門家。 

  • ポロンナルワ人工授精センターにはカウモデルが導入され、生体を使った人工授精実習の前に、カウモデルを使っての練習が可能となった。 

  • クンダサーレ人工授精センターにて泌乳検定を行う担当職員。カレンダーに泌乳検定の実施日を記録。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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