ラゴス州母子健康強化プロジェクト

Project for Improving Maternal, New Born and Child Health in Lagos State

国名
ナイジェリア
事業
技術協力
課題
保健医療、ジェンダーと開発
協力期間
2010年2月~2014年1月

プロジェクト紹介

ナイジェリアのラゴス州保健省は、プライマリー・ヘルス・ケア強化による母子・新生児保健サービスの向上に取り組んでいますが、一次医療施設(PHC)が機材や人材の不足など未整備な状況であり、妊産婦ケア、特に分娩サービスの提供が不十分でした。そのためPHCを介さずに二次医療施設へ患者が集中、緊急産科部の対応が追い付かない状況となり、PHCの機能強化が急務となっていました。この協力では、母子保健サービスに係る計画・実施・モニタリング体制を強化し、PHC医療従事者に対する研修の実施、医療現場での指導・監督、および24時間体制のPHCの整備を支援しました。これにより、同地域PHCの母子・新生児保健サービスの向上に寄与しました。

協力地域地図

ラゴス州母子健康強化プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • プライマリヘルスセンター(以下、PHC)のスタッフに対して5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)に関する講義を行う古閑長期専門家。 

  • ラゴス島産科病院における5S活動の一環で、ゴミの仕分けが適切に実施できるようになった。 

  • 助産師研修を実施する鈴井短期専門家(写真右端)。 

  • 助産師研修の一環でPHCを訪問する研修生。配属先とは別のPHCを訪問することによって様々な気づきを促すことが目的。写真左端は、鈴井短期専門家。 

  • プロジェクトが支援対象PHCに供与したママ・キット(臍帯切断用刃物、臍帯クリップ、ゴム手袋、石鹸、タオルなど分娩に必要なものが一式入っている)。PHCで分娩する女性に無料で配布される。 

  • 本邦研修に参加した研修員が、同研究で学んだ産婦人科診療相互援助システムをラゴスに紹介・導入したいと要望し実現したセミナー。 

  • 郡の保健委員会メンバーに対する能力強化研修の様子。コミュニティの住民が自ら身近な健康問題を把握し、改善計画を策定・実施することを目指している。 

  • コミュニティ健康ニーズ調査の結果、受診行動には男性の意思決定が大きく関わっていることが判明。男性を対象とした健康教育を実施する運びとなった。 

  • 母子保健週間に地域保健センターを訪れる母親と子供たち。予防接種、産前健診、栄養指導などが集中的に提供される。 

  • 母子保健週間に産前健診に訪れた女性(JICAより供与された血圧計を使用)。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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