泥炭湿地林周辺地域における火災予防のためのコミュニティー能力強化プロジェクト

Program of Community Development of Fires Control in Peat Land Area

国名
インドネシア
事業
技術協力
課題
自然環境保全
協力期間
2010年7月~2015年7月

プロジェクト紹介

野焼きの延焼などにより、毎年広大な熱帯林が焼失しているインドネシア。大量の二酸化炭素を放出する泥炭湿地林の火災を予防することは、地球温暖化防止の観点からも喫緊の課題でした。この協力では、地域住民の火災対策組織および林業省消防隊の火災予防能力向上を目指すとともに、それを支える火災関連行政機関の連携強化や、林業省消防隊の組織体制の整備を支援しました。これにより、同国の泥炭地火災の減少に寄与しました。

協力地域地図

泥炭湿地林周辺地域における火災予防のためのコミュニティー能力強化プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 林業省消防隊員の火災予防活動にかかる資質向上を図るため、プロジェクトではファシリテーション研修(初級)を実施。 

  • 村落火災予防活動の対象村落の社会経済ベースライン調査(アンケート)を行う西カリマンタン州のタンジュンプラ大学の学生。 

  • 森林・土地火災対策にかかる中央省庁の関係機関を集め、中央ワーキンググループ準備会合を開催。森林・土地火災予防の促進には、火災関係機関の連携と協力が不可欠。 

  • 村落火災予防ファシリテーションチームの入村前訓練の一コマ。(西カリマンタン州ブンカヤン県ラソウジャヤ第2村にて) 

  • 日本の総務省消防庁の国際協力官より、日本の消防組織の特徴と課題について学ぶ、森林火災対策局長ほか7名のカウンターパート研修受講者一行。 

  • 林業省及び関係中央省庁、西カリマンタン州クブラヤ県・ブンカヤン県、リアウ州シアック県のプロジェクト関係者が一堂に会し、第二回合同調整委員会を開催。 

  • リアウ州シアック県ダユン村において、経済活動の多様化のための住民グループの活動をファシリテートする村落火災予防チームの様子。ここでは養魚池づくりを支援。 

  • 村落火災予防ハンドブックの普及・改良を目的に西カリマンタン州のポンティアナックで、森林・土地火災関係者を集めてパブリック・コンサルテーションを開催。 

  • クブラヤ県の火災対策関係機関が一堂に会し、第一回クブラヤ県火災対策ワーキンググループ会議が開催される。 

  • ベトナムから第三国研修生が本プロジェクトと泥炭湿地林の火災対策についての技術交換を行うために来訪。リアウ州シアック森林消防事務所にて、林業省消防隊による消火訓練を視察。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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