持続的稲作開発プロジェクト

Sustainable Rice Development Project

終了案件

国名
シエラレオネ
事業
技術協力
課題
農業開発/農村開発
協力期間
2010年10月〜2014年9月

プロジェクト紹介

アフリカ有数の米消費国であるシエラレオネ。しかし内戦により農地は荒廃し、国内の米生産量は大きく減少しました。日本は先行プロジェクトにおいて、陸稲直播と水稲移植に大別して、圃場整備、播種、肥培管理、収穫後処理などについて体系的に取りまとめた稲作技術パッケージの作成を支援しました。この協力では、稲作技術の改良を担当するロクープル農業研究所における稲作技術パッケージの改善とカンビア県の農家に対する普及体制の整備を支援しました。これにより、同国全土への改良稲作技術パッケージの普及に寄与しました。

協力地域地図

持続的稲作開発プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • カウンターパート機関の一つである国立の農業試験場では、内戦により研究施設のほとんどが破壊されてしまいました。国には施設を復旧するための予算がないため、試験研究活動は温室の建設から開始されました。 

  • シエラレオネの土壌は肥沃度が大変低く、施肥なしには生産性向上は不可能です。したがって、シエラレオネの土壌肥沃度を的確に評価したうえで、イネの生育改善に効果的な施肥法を探ることが重要です。このため、カンビア県内各地から水田土壌を集め、それらの土壌を使用して、さまざまな養分環境下でイネを栽培させるポット試験を実施しています。 

  • これまでの試験の結果、広い範囲で欠乏が認められるのはリン酸で、その他カリウム、硫黄も一般に不足しており、場所によっては亜鉛も欠乏しています。今後はこれら欠乏養分のそれぞれについて、イネの生育に最適な量を検討する試験を行い、圃場試験を経て、シエラレオネの土壌条件下で稲作に適する肥料成分量を提案する予定です。 

  • 稲作技術を農民に正確に伝えるためには、農業普及員の能力向上が必要不可欠です。座学と実習とを組み合わせた研修を通じて、農業普及員の能力向上に努めています。 

  • シエラレオネでは水田に畦がないことが多く、水の管理ができないため、せっかく施肥をしてもイネに吸収されずに流亡してしまい、生産が増加しません。そのため、JICAによる、現地で入手可能な資材を利用した小規模灌漑開発で実績のあるマラウイに普及員を派遣し、研修を受けました。 

  • プロジェクトの指導により改善された圃場で実際に収量増加を実感する瞬間は、何とも言えない達成感があります。 

  • Masiakaで田植え用に苗床から準備をする様子。 

  • Masiakaで田植え行う様子。 

  • ロクープル農業研究所(RARC)実験室 

  • ボリランド(窪地型低湿地帯) 

関連情報

関連・連携プロジェクト

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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