南部スーダン都市水道公社水道事業管理能力強化プロジェクト

The Project for Management Capacity Enhancement of Southern Sudan Urban Water Corporation

国名
南スーダン
事業
技術協力
課題
水資源・防災
協力期間
2010年11月〜2013年11月

プロジェクト紹介

南部スーダンの首都ジュバの上水道施設は、1930年代に建設されましたが、内戦中は維持管理がほとんど行われていませんでした。既存の浄水場は人口の約一割の市民が利用できる程度の量で、市民の多くはナイル川から取水された未処理の水や、塩分濃度の高い浅井戸の水に依存していました。また、ジュバの上水道は南部スーダン都市水道公社(SSUWC)ジュバ支所が運営していますが、上水道施設の運転・維持管理に関する職員の知識・技術不足などにより、効率的な配水がなされていませんでした。この協力では、SSUWCジュバ支所の水道事業運営能力を強化し、ジュバの給水事情の改善を図りました。その結果SSUWCでは、運転維持管理や料金徴収の状況、水質検査の結果が日常的に記録されるようになり、各部署の活動状況や課題が明確に把握されると共に水質も向上してきています。

協力地域地図

南部スーダン都市水道公社水道事業管理能力強化プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • JICA開発調査の公共水栓パイロットプロジェクトで建設された公共の水場。ポリタンクを持って住民が集まる。(写真提供:久野真一) 

  • ジュバ浄水場が取水する、ナイル川の支流。手つかずの自然が広がっている。(写真提供:久野真一) 

  • ジュバの浄水場の施設。汲み上げたナイル川の水を、何層ものフィルターを通して浄化していく。(写真提供:久野真一) 

  • ジュバの浄水場。プロジェクトでは、安全な水を広く供給するため、施設の改修に加え、水道公社スタッフの施設維持管理能力の強化、水道料金徴収の運営などを、専門家派遣、研修生本邦招致などを通して支援している。(写真提供:久野真一) 

  • ジュバ浄水場の水質検査室。柳村盛司専門家が見守るなか作業するスタッフ。真面目な国民性でデータ蓄積は進んでいるが、分析能力の向上が、安全な水を提供する上で必要になる。(写真提供:久野真一) 

  • ジュバ浄水場の水質検査室。浄水場の各地点とナイル川の取水口でサンプルした水を、試薬や機材で確認している。真面目な国民性でデータ蓄積は進んでいるが、分析能力の向上が、安全な水を提供する上で必要になる。(写真提供:久野真一) 

  • ジュバの浄水場で、佐藤八雷専門家から算数の授業を受けるスタッフ。現在一律の水道料金で、契約者への請求も充分に出来ていない。適正な事業運営の為にも、使用量に合わせた確実な請求が出来る能力が求められる。内戦時に学校へ通えなかったスタッフも多い。(写真提供:久野真一) 

  • ジュバの浄水場のナイル川取水口で水質検査をするスタッフ。温度・気温・時間を記録してデータを蓄積・分析できる様になる事が、安全な水を提供する上で必要だ。(写真提供:久野真一) 

  • 洗濯をしていた住民に、聞き取り調査をする。水道(浄水)とナイル川の原水の違いがまだ理解されていない。原水を飲用してコレラなどの病気が発生することもある。浄水を届けたいが、まだ配管設備などに問題があるため、浄水が多くの住民に届くには時間が必要。(写真提供:久野真一) 

  • 市内の高架水槽の一つ。浄水場の水を、高架のタンクに溜め各地域に給水する。柳村盛司専門家が水質検査を指導する。気温、水温を計測しながら採取し、浄水場のラボでナイル川の源水と比較する。(写真提供:久野真一) 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。