太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画
The Project for Introduction of Clean Energy by Solar Electricity Generation System
終了案件

- 国名
- タジキスタン
- 事業
- 無償資金協力(贈与契約(G/A))
- 課題
- 資源・エネルギー
- 贈与契約(G/A)締結(供与期限)
- 2010年2月~
- 供与額
- 4.5億円
プロジェクト紹介
豊富な水資源を持ち、中央アジア最大の水力発電量を有しているにもかかわらず、2008年冬季には電力危機に陥ったタジキスタン。近年の電力消費量は国内の発電量を上回り、同国政府は新規水力発電の建設に加え、太陽光発電を含む再生可能エネルギーの導入を強く希望しています。日本は、気候変動対策において先進国・途上国双方の取組を促す日本のイニシアティブを示すため、ドシャンベ市の中心地区において、太陽光発電装置の設置を支援しました。これにより、国内の発電能力の向上やエネルギー源の多様化、再生可能エネルギー利用に関する同国民の意識啓発に寄与しました。
【事業の目的】
本事業は、ドシャンベ市中心地区において太陽光発電関連機材を調達し、技術者育成支援を行うことにより、発電能力の向上、エネルギー源の多様化、再生可能エネルギー利用に関するタジキスタン国民の意識啓発を図り、もって気候変動対策において先進国・途上国双方の取組を促す日本のイニシアティブを示すことを目指す。
【事業内容】
日本側:
1) 120kW 太陽光発電システム(国立医療センター)及び 40kW 太陽光発電システム(SRIOGP)(太陽光パネル、据付材料、太陽光パネル用延長ケーブル、ジャンクションボックス、コネクションボックス、パワーコンディショナー、表示装置、計測及び運転状況管理装置、トランスフォーマー、配線材料等)
(注:事前評価時は合計容量 140kW であったが、最終的には 120kw、40kW となった。)
2) 追加調達(E/N 金額の残余金を利用しアウトプットが追加された。)
・第一産科病院への太陽光発電システム(34.286kW)。
・SRIOGP及び国立医療センターへの相回転盤設置。(原契約により設置された太陽光発電システムでの度重なる相回転異常によるシステム停止への対策として追加調達された。)
相手国側:
本計画で調達される機材の据付場所の整地及び樹木の移植