南スラウェシ州地域保健運営能力向上プロジェクトフェーズ2

Project for Improvement of District Health Management Capacity in South Sulawesi Province(Phase 2)

国名
インドネシア
事業
技術協力
課題
保健医療、ガバナンス
協力期間
2010年11月〜2014年3月

プロジェクト紹介

インドネシアの保健状況は近年改善が見られるものの、主要な保健指標値が依然として低い水準にありました。日本は、フェーズ1において、コミュニティが主体的に地域の保健衛生環境を改善していく仕組みの整備を支援しましたが、政策・制度面と財政面において自立発展性の確立が課題となっていました。この協力(フェーズ2)では、フェーズ1で構築されたメカニズムを地方行政システム(開発計画策定システムと予算システム)にとりこむことで、コミュニティが主体的にプライマリ・ヘルス・ケア(注)改善活動を実施する能力の向上に貢献しました。
(注)健康は誰もが享受できる権利であり、これを達成するプロセスに住民が主体的に参加し自己決定を行う権利を保障した方法論

協力地域地図

南スラウェシ州地域保健運営能力向上プロジェクトフェーズ2の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • デング熱予防のためのモニタリング担当者のための研修(バルー県ビヌアン村)。ネッタイシマ蚊の増加を抑えてデング熱を予防するために、ビヌアン村の保健ワーキンググループは、蚊の幼虫(ボウフラ)を減らすべく、住民と共に監視を続けている。 

  • バルー県トンポ村における衛生的で健康的な生活習慣を身に付けるための啓発活動。歯磨きの大切さを伝えるため、村内の小学校で村の保健ワーキンググループによる人形劇が実施された。手作りの人形に子供たちも興味津々。 

  • ワジョ県で実施された保健ワーキンググループメンバーのためのワークショップ。この研修は、保健ワーキンググループによる保健活動をリードできる人材を育てる目的で実施され、各村から123人が参加した。 

  • ワジョ県サジョアンギン郡における会計報告ワークショップ。保健ワーキンググループが、村の会計処理に欠かせない会計報告書をきちんと準備できるようになることを目的に実施されている。 

  • 栄養状況改善のための啓発活動(ワジョ県アバンデランゲ村)。栄養についての知識、意識の向上をめざして、幼児を育てている母親を対象に、栄養価の高い食品を提供することの重要性について説明した。保健センターの職員と保健ワーキンググループのメンバーが講師を務めた。 

  • 歯科衛生活動(ワジョ県ラゴアリ村)。保健所と住民グループが協力し、地元の小学生を対象に、歯の磨き方、口内を清潔に保つようことの大切さについて指導した。 

  • 活動計画ワークショップ(ワジョ県ボラ郡)。このワークショップは、住民による保健活動を推進するために住民グループを対象に行った。自分たちの村で保健衛生に関してどのような問題が起きているのかを話し合い、改善へ向けての具体的な計画を立てていく。 

  • 住民によって計画され、建設された保健ポスト(ブルクンバ県バリボ村)。安全で快適な保健ポストは、特に保健関係のコミュニティ活動の拠点として、また母子保健活動の推進のためにも、とても重要な役割を持っている。 

  • 歯科衛生普及活動(ブルクンバ県ビアロ村)。子供たちの歯の衛生を維持し、意識を向上させることを目的とした普及活動。この写真は、プロジェクト活動での経験を互いに共有し、学び合うために実施された技術交換事業での一コマ。プロジェクト対象地域のバルー県の村人が、同じくプロジェクト対象地域のブルクンバ県を訪問した。(2つの県は車で8時間ほどの距離にある)。 

  • 衛生的で健康的な生活習慣を身に付けるための啓発活動及び栄養補助食品の普及(バルー県シアワォン村)。特に乳幼児を育てている母親のために、衛生や保健の知識を高めるための活動。これらの活動によって子供たちの食糧事情が改善し、乳幼児の体重増加へとつながった。この写真は、母親に連れられて活動に参加した幼児が体重測定を行っている時のもの。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

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