ビエンチャンバス公社運営能力改善プロジェクト

Project to Enhance the Capacity of Vientiane Capital State Bus Enterprise

終了案件

国名
ラオス
事業
技術協力
課題
運輸交通
協力期間
2012年1月〜2015年3月

プロジェクト紹介

ラオスの首都ビエンチャンでは、経済活動の発展に伴い、自家用車やバイクの登録台数が急増していました。一方で公共バスは、老朽化による車両数の減少とサービスの低下から、利用者数は減少傾向にあり、都心部での大規模な交通渋滞の発生が懸念されていました。この協力では、無償資金協力により大型バスの車両調達を支援するとともに、バス公社の経営や財務体質の改善を図り、自力で車両を更新しながらサービスを向上できる体制の構築を支援しました。これにより、首都ビエンチャンにおけるバスサービスの改善に寄与しました。

協力地域地図

ビエンチャンバス公社運営能力改善プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • プロジェクト開始時に、業務概要を説明したキックオフミーティングの様子。カウンターパート機関である公共事業運輸省(MPWT)、首都ビエンチャン公共事業局(DPWT)、ビエンチャン市バス公社(VCSBE)および大学関係者など多数が出席した。 

  • 2012年3月に実施された日本研修でカウンターパート機関であるMPWT、DPWT、VCSBEから5名が来日し、京成バス金町営業所(東京都)を訪問した際の様子。運行管理者がバス乗務員にバスの鍵を手渡す際の手順の説明(服装、アルコール検査、健康状態の確認、路線情報などの確認、走行前の車輌整備確認など)を受けている様子。 

  • 2012年1月20日にビエンチャンで開催された国土交通省とDPWT主催のセミナーにて本プロジェクトの紹介を行っている様子。 

  • 1988年に日本の援助で無償供与された日野自動車製のバス。老朽化でエンジンやトランスミッションの故障修理やオーバーホール、ルーフおよびボディー外板の腐食など、修理が頻繁に必要な状況にあり、走行中の故障が危惧されているが、現在も使用されている。 

  • 無償資金協力で供与されたバス。2012年4月22日には第1陣として7台のバスが、4月25日には第2陣として8台のバスがバス公社へ到着した。 

  • 2012年4月24日、第1回JCC(合同調整委員会)会議がJICAラオス事務所戸川所長列席の下、バス公社会議室にて開催された。インセプションレポートの説明をバス公社総裁が行い、JCC参加者により承認された。 

  • 2012年9月27日にバス公社の経営・財務担当部署を対象としたワークショップを実施した。バス経営としての利潤向上を高めつつ、一般市民への公共交通インフラサービスを担う公社としての責任と負担の両立を維持していくことの重要性について、民間バス会社とバス公社の違いを例に挙げ、プレゼンテーションを行った。 

  • 2012年11月5~6日にアジア・欧州会合(ASEM)がラオスの首都ビエンチャンにて開催された。その際、関係者の送迎用バスとして新規供与バスが一部使用され、車体にはASEM用の広告、会合の様子などを放送するTVスクリーンの設置が行われた。 

  • デジタルタコグラフ搭載バスでの研修。デジタルタコグラフは、運転手のバス運行実績(走行時間、速度、エンジン回転数などのデータ)を計測でき、運転手の運転技術評価を出すことができるシステム。この評価を元に、バス運転手別の優良ドライバーランキング表も自動的に作成され、安全かつ経済的なバス運転を促進することを目的としている。今後は、このデータをもとにした業務・給与査定等の導入も検討していく予定である。 

  • 第2回JCC(合同調整会議)の開催。首都ビエンチャンのセントラルバスターミナル(CBS)の新ビル建設に伴い、建設に伴う本技プロ団側の追加業務内容の説明とその承認をJCCにて行った。新CBSは現在の予定では2013年9月より工事が開始される。 

関連情報