About Machine Translation

This site uses machine translation. Please note that it may not always be accurate and may differ from the original Japanese text.
This website uses a generative AI

廃棄物処分場における地域特性を活かした汚染防止と修復技術の構築プロジェクト

The project for development of pollution control and environmental restoration technologies of waste landfill sites taking into account geographical characteristics in Sri Lanka.

国名
スリランカ
事業
技術協力
課題
環境管理
協力期間
2011年4月~2016年3月

プロジェクト紹介

スリランカでは、生活廃棄物の排出量が増加し、適切に処分されない廃棄物が水質汚濁や悪臭などの環境劣化を招いていました。日本は過去の技術協力により、廃棄物管理体制の構築を支援してきました。しかし、これまで廃棄物処分場の環境改善にかかわる技術的方策の開発は着手されていませんでした。この協力では、ペラデニヤ大学を中心とした研究グループによる、廃棄物処分場における汚染防止と修復技術に関する研究開発能力の強化を支援しました。これにより、同国の持続可能な廃棄物管理に貢献しました。

協力地域地図

廃棄物処分場における地域特性を活かした汚染防止と修復技術の構築プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • プロジェクト調査研究サイトとなるガンポラ処分場。マハベェリ川の沿岸に位置し、ほとんど管理がされていないオープンダンピングです。谷地形に沿うようにごみが上から投棄されており、徐々に崩れて、川辺に近づいて来ています。 

  • もうひとつのプロジェクト調査研究サイトとなるハンバントタ処分場。低木に覆われた平坦地に位置し、オープンダンピングではありますが、コンポスト(有機堆肥)を作るために、有機物の一部は分別されています。なお、地方では、写真のとおり、トラクターで牽引する清掃車がよく使用されています。 

  • 2011年8月29日、プロジェクトの広報と、中央州の廃棄物管理に関する情報収集・情報交換を目的に、中央州の地方行政官を召集してテーブル会議を実施しました。この日、町長や村長を含む17名の行政官が参加され、中央州における廃棄物管理の問題点等、活発な意見交換がなされました。 

  • ハンバントタ市役所を訪れ、アシスタントコミッショナー(助役)との直接会談で、市の廃棄物管理について情報を収集しました。このように、プロジェクトでは、廃棄物管理のガイドラインのコンセプトを形成するため、行政機関へのインタビュー会談を実施しています。 

  • ウダパラータ村の廃棄物管理関連の行政官とともに、ガンポラ処分場のサイトを視察し、現在の問題点等の情報収集を実施しました。当初、ここはガンポラ町の処分場であると考えられていましたが、実際は、ウダパラータ村の行政区域にあり、ガンポラ町が許可を得て、町のごみを村に投棄していたことがプロジェクトの調査で明らかになりました。 

  • JICA技術協力プロジェクトでクリヤピティア市の処分場に設けられたココナツヤシの繊維を使用したし尿処理施設を訪問。その水処理に使用しているココナツヤシの繊維の一部をサンプリングしました。日本で、その繊維に付着している生物膜の微生物群の同定や活性を分析する予定です。 

  • 埋設ごみ調査として、リサーチアシスタントが専門家の指導のもと、処分場において、ごみの試料を採取しています。現場は、臭いがひどく、気温も湿度も高いので、サンプリング作業もかなりのハードワークになります。 

  • 小出短期専門家とリサーチアシスタントにより、埋設ごみ調査として現場から持ち帰った試料を調整し、ごみの大きさや比重等を分析しています。 

  • カウンターパートのひとりであるペラデニヤ大学のDr.Kalpage自ら、処分場において、地中ガスの採取を行っている様子。ガス試料は、二酸化炭素、メタン、硫化水素等を分析する予定です。 

  • プロジェクトで雇用したリサーチアシスタントたち。技術者人材育成を目的に、プロジェクト内で修士研究を行っています。彼らはスリランカの明日を担う若き技術者たちです。 

関連情報

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

関連記事等

関連記事等はありません。