電力供給設備維持管理のための能力向上プロジェクト

The Project for Capacity Development for Maintaining Power Supply Facilities

終了案件

国名
シエラレオネ
事業
技術協力
課題
資源・エネルギー
協力期間
2011年3月~2019年5月

プロジェクト紹介

シエラレオネでは、2002年に11年間続いた内戦が終了して以来、戦後復興からの成長に伴い首都フリータウンを中心に電力需要が拡大しています。しかし、その維持管理を担う国家電力公社(NPA)は、慢性的な赤字を抱えて十分な維持管理費用が手当できておらず、また適切に運転・維持管理ができる技術者も不足していました。この協力では、NPAの電力設備全体の維持管理計画策定・実施に係る技術的能力の強化と、その技術者に対し教育支援を行うことで、NPAの電力設備の運用保守能力を高め、同国の電力供給サービスの向上を図りました。

協力地域地図

電力供給設備維持管理のための能力向上プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • キングトム発電所・ファルコンブリッジ送電所での設備台帳・運転記録保存、日常業務の効率化を図るためにパソコン、プリンターなどの機器が供与された。 

  • 地中線ケーブルの事故復旧作業の実態を調査する仁尾専門家。 

  • 発電機部品の研磨方法について技術指導を行うバウティスタ短期専門家。 

  • 電力計測機器の使用方法を指導する是澤短期専門家。 

  • 地中線維持管理トレーニング終了後、集合写真に納まる岩本短期専門家とJICA長田企画調査員。 

  • 岩本短期専門家による地中線維持管理座学トレーニングを聴講する受講生。 

  • 現地技術者に、発電理論を教える松村専門家。若い技術者は、やる気があり熱心に学習に取り組むという。平和の定着と産業振興による失業率低減のためにも、首都圏の電力インフラ整備が急がれる。(写真提供:飯塚 明夫) 

  • 新しい計測機器の使い方を学ぶ若い現地技術者。10年間に及んだ内乱によって、設備投資が滞ったため老朽化が目立つ。平和の定着と産業振興による失業率低減のためにも、首都圏の電力インフラ整備が急がれる。(写真提供:飯塚 明夫) 

  • 冗談を言い合う現地技術者たちと仁尾専門家(写真提供:飯塚 明夫) 

  • 発電所外観。平和の定着と産業振興による失業率低減のためにも、首都圏の電力インフラ整備が急がれる。(写真提供:飯塚 明夫) 

関連情報

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