火口湖ガス災害防止の総合対策と人材育成プロジェクト

Magmatic fluid supply into Lakes Nyos and Manoun and mitigation of natural disasters

終了案件

国名
カメルーン
事業
技術協力
課題
水資源・防災
協力期間
2011年4月~2016年3月

プロジェクト紹介

カメルーン北西部にあるマヌーン湖とニオス湖では、1984年と1986年に、地下マグマに起因すると思われる湖水中の二酸化炭素ガスの爆発により数千人の住民や数千頭の家畜に被害が及びましたが、発生メカニズムは完全には解明されていません。この協力では、湖水爆発のメカニズムの理解と、二酸化炭素濃度のモニタリング体制構築のための研究を行い、カメルーン側科学者がその成果を自律的に防災に活用できるように人材育成を支援しました。これにより、両湖周辺の災害管理の向上に貢献しました。

協力地域地図

火口湖ガス災害防止の総合対策と人材育成プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 地質研究所(以下、IRGM)のラボ入口に掲げられたニオス湖の写真の前に立つ大場武東海大学教授(右、日本側研究代表者)と日下部実富山大学客員教授(左) 

  • ニオス湖に設置されたガス抜きパイプから放出される深層湖水。深層湖水は鉄分を多く含むため、湖の表面で水酸化鉄の沈殿が発生し、赤く染まる。 

  • プロジェクトでニオス湖に設置した気象・湖水観測装置。1986年の湖水爆発の直前に冷たい大雨が降ったという事実があり、気象と湖水爆発の関連を探るために設置している。 

  • ニオス湖上で水質観測を実施するカメルーンおよび日本の研究者 

  • ニオス湖の湖水調査のため、湖水を採水するカメルーンおよび日本の研究者 

  • ニオス湖上の観測筏上で湖水に溶けているCO2ガスを採取中のカメルーンおよび日本の研究者 

  • IRGMのラボに供与された赤外レーザー分光式水同位体比分析装置の使用法をカメルーン研究者に説明する日本の研究者 

  • 機材授与式で挨拶する科学技術省(以下、MINRESI)大臣と駐カメルーン日本大使(大臣の左) 

  • 2012年3月19日にMINRESIで開かれた合同調整委員会(JCC)の後、報道陣に囲まれた大場武東海大学教授(日本側研究代表者) 

関連情報

関連・連携プロジェクト

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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