地すべり対策プロジェクト

The Project for Landslide Managemant

終了案件

国名
モーリシャス
事業
技術協力
課題
水資源・防災
協力期間
2012年4月~2015年4月

プロジェクト紹介

モーリシャスは小さな火山島で、急な傾斜が多いため地すべりの危険性が極めて高くなっています。一方、人口の増加や都市の拡大に伴い傾斜地の家屋・住民が増加し、各地で地すべりによる深刻な被害が発生していました。同国政府も、警報発令のため地すべりのモニタリングを行うなど対応を図っていましたが、人員不足のため限定的な対策にとどまっていました。この協力では、地すべり管理計画の策定やフィージビリティ調査の実施などを支援しました。これにより、地すべりおよびその他斜面災害のリスク軽減や周辺住民の安全の確保に貢献しました。

協力地域地図

地すべり対策プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 2012年5月29日に実施された合同調整会議。JICAマダガスカル事務所および調査団と、カウンターパート機関であるモーリシャス国公共インフラ省(MPI)においてプロジェクトの進捗や課題が議論された。 

  • 地すべりの進行により発生した家屋の被害状況。写真は、首都ポートルイス市において発生した地すべりの一つ。 

  • 地すべり地での現地調査状況。横尾団員と郷内団員がこのプロジェクトで供与した伸縮計の設置方法や設置位置の選定方法について指導している。 

  • パイプ歪計の設置状況。このプロジェクトで供与したパイプ歪計(写真の塩ビパプ)をボーリング掘削後に地下埋設する。横尾団員が設置方法を指導している。 

  • 2012年10月10日にモーリシャスで開催された技術移転セミナーの様子。カウンターパート機関であるモーリシャス公共インフラ省(MPI)だけでなく、地すべり災害に関連する各種機関、大学関係者などが多数参加し、このプロジェクトで移転する技術の内容について発表するとともに、活発な意見交換が行われた。 

  • このプロジェクトで調査・対策が実施される地すべり地の住民に向けた説明会の様子。カウンターパート機関であるモーリシャス公共インフラ省(MPI)の職員が住民に対して地すべり調査・対策および災害発生時の避難方法などについて解説している。 

  • 地すべり観測装置のデータ収集状況。このプロジェクトで供与・設置した孔内傾斜計のデータを収集している。右は原団員。 

  • 地すべり観測装置のデータ収集状況。このプロジェクトで供与・設置した地表伸縮計のデータを収集している。右は桑野団員。 

  • 安定解析のワークショップ。地すべり安定解析について、地質断面図を見ながら調査団およびカウンターパートが議論している。講師は原団員。 

  • 本邦(日本)研修の状況。モーリシャス公共インフラ省から5名が研修のため2012年11・12月に来日した。写真は国土交通省関東整備局の監理モニター室を視察している様子。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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