国立水産学校能力強化プロジェクト

Project for Capacity Development of the National School of Fisheries

終了案件

国名
コモロ
事業
技術協力
課題
水産
協力期間
2011年3月2014年10月

プロジェクト紹介

アフリカ南東部の沖合に位置する島国であるコモロ。火山性の小島嶼国であり、水産業が沿岸住民の主要な生計手段となっています。1985年に日本の無償資金協力により漁業訓練センター(現・国立水産学校)が設立されましたが、内戦の約10年間訓練が中断され、2009年の再開後は教材の不足や訓練カリキュラムの未整備など、学校運営に問題を抱えていました。この協力では、同校の人材育成能力の向上を支援しました。これにより、水産従事者の操業の安全と生計向上に寄与しました。

協力地域地図

国立水産学校能力強化プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • コンサルタント専門家による水産学校の教員に向けたパソコン講習の様子。水産学校で使用する教科書作成に必要なパソコンの取り扱い方、ソフトウェアの基本操作について研修を行っている。 

  • コンサルタント専門家による水産学校の教員に向けた船外機講習の様子。コモロへの普及が活発化している船外機を、漁民自身が点検整備できるよう構造学習と整備作業手順について研修を行ない、後日、教員が漁民訓練を実施する。 

  • コンサルタント専門家による水産学校の教員に向けた心肺蘇生講習の様子。海上安全に関わる講習の一つで、緊急時の対応として心肺蘇生技術を中心に研修している。 

  • 水産学校の教員とコンサルタント専門家による漁民に向けたロープワーク講習の様子。教員研修にて学習した内容を、水産学校の教員が中心になりコンサルタント専門家とともに漁民に対し研修を行っている。 

  • 水産学校の教員とコンサルタント専門家による漁民に向けた海上安全(荒天時の漁船の特性など)の講習の様子。教員研修で学習した内容を、水産学校の教員が中心になりコンサルタント専門家とともに漁民に対し研修を行っている。 

  • 水産学校の教員による生徒に向けた生物実習の授業の様子。漁民が多く漁獲するカツオを用いて、生物学的なスケッチや解剖を行った。 

  • 水産学校の教員による生徒のためのワークショップ。職場体験実習についてグループ討議を行い、問題点、感想などを発表した。女生徒も積極的に参加した。 

  • プロジェクトで導入した船外機漁船を使った実習の様子。実習時は必ず救命胴衣を着用し、安全管理にも注意を払っている。 

  • 学校組織および運営の強化に向けて、プロジェクトで様々な委員会を設立した。学校諮問委員会はその中でも中心となる委員会で、毎回白熱した議論が行われている。コンサルタント専門家はアドバイザーとして、様々な助言を行っている。 

  • 漁村の住民に対し、海上安全に関する啓発キャンペーンを行った。水産学校の教員が主体となりコモロ3島で実施した。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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