国家森林モニタリングシステム強化プロジェクト

The Project for Enhancing National Forest Monitoring System for the Promotion of Sustainable Natural Resource Management

国名
ボツワナ
事業
技術協力
課題
自然環境保全
協力期間
2013年7月~2017年12月

プロジェクト紹介

ボツワナは国土の20パーセント強が乾燥落葉樹などの森林で覆われており、多様な生態系と多数の希少種の生息域となっているだけでなく、衣料やタンパク源として利用される多くの有用植物を有することから、地域住民の貴重な収入源にもなっています。しかし、森林火災や牧草地の拡大などにより、近年大幅に森林面積が減少しました。この協力では、同国森林局の職員に対し、国家森林インベントリーの方法論の確立、森林GISデータベースの整備などを支援します。これにより、森林モニタリングにより得られた情報が、政府機関、地域住民を含む関係者間で共有および活用され、同国において持続的な森林管理が促進されることが期待されます。

協力地域地図

国家森林モニタリングシステム強化プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 国道沿いに姿を見せたアフリカゾウ(チョベ地域)。ボツワナは世界最大の内陸デルタであるオカバンゴデルタやチョベ国立公園などの世界的にも貴重な生態系、生物多様性を有しています。 

  • 本プロジェクトのカウンターパートである森林局(DFRR:Dept. of Forestry and Range Resource)の職員。森林インベントリー調査の研修のために地方事務所、本部から職員が集まりました。 

  • 森林インベントリー調査の基礎や調査手法、調査機器の使用方法に関する研修を実施しました。 

  • 研修終了後、森林局が中心となり実際に森林インベントリー調査を実施しました。 

  • 調査用機器の点検を行う森林局の職員。森林インベントリー調査は日本の支援を受け森林局に整備した調査用機器を使用して実施しています。 

  • 生物多様性調査の一環として、試験的にセンサーカメラを設置する専門家チーム。 

  • センサーカメラで夜間に撮影されたシマウマ(ハボロネゲームリザーブ)。 

  • 現地踏査のルートについて協議する専門家チームと森林局職員。衛星画像による森林分布図作成に先立って、実際の森林の状況を確認するためのグランドトゥルース調査を実施しました。 

  • 森林分布図を作成するための衛星画像の判読方法を指導する森林リモートセンシング専門家。森林局職員が利用している機材やソフトは、森林分布図の作成や森林GISデータベース構築に使用することを目的に、日本の支援を受け整備されました。 

  • プロジェクトの方針や、活動実績などについて第1回合同調整委員会(JCC)で説明する総括・森林管理専門家。カウンターパートだけでなく他省庁などの関係者が集まって議論を行いました。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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