サイト見学ツアーを開催しました!
2022年4月21日(木)と22日(金)の両日、サイト見学ツアーを開催しました!
マリ教育省本省の各局長や他ドナーの方々に、プロジェクト活動の様子を実際に見て、子どもの学習改善に現場で取り組む現場の人々の声に耳を傾けてもらい、プロジェクトが取り組む「教育フォーラムを通じたコミュニティ協働による子ども学びの改善」の効果と重要性への理解を深めてもらうことが目的です。
ツアーには、教育省の技術顧問のほか、基礎教育局および教科局の局長、担当職員のほか、世銀支援の「マリ基礎教育プログラム(MIQRA)」やUSAID支援の「コミュニティ協働型母語教育支援プロジェクト(SIRA)」の関係者などが参加して下さいました。
初日にはバマコ市内にてツアー参加者にプロジェクトの目的や活動内容、アプローチについて理解を深めて頂くためのブリーフィングを行い、翌日に首都バマコ市から東方約130キロメートルに位置するファナ市の教育関係者(地方教育局職員や自治体関係者など)との意見交換と、ファナ市から40キロメートルほど西に位置するティンゴレ村の小学校での算数ドリルを用いた放課後学習活動の見学、続いて地域ボランティア、CGSメンバー、校長先生、地域住民や保護者との意見交換を行いました。
参加者からは、プロジェクト活動の有効性や可能性に感銘を受けたという感想とともに、学校・コミュニティ・自治体関係者間の効果的な協働を通じた放課後学習活動の運営改善に向けた様々な助言も頂きました。私たちが本活動を通じて大切に考えていることを、参加者の方々にも共感してもらうことができ大変嬉しく感じています。プロジェクトの成果の更なる普及に向け、一つの足掛かりができた、非常に貴重な機会となりました。
このツアーの様子はマリ国営テレビ放送の定時ニュースにて全国へ発信されました。私たちの活動が、少しでも多くの人々に知ってもらい、こうした活動を通じてマリの子どもたちの学びの質向上へつながることを願い、今後もプロジェクト活動に励んでいきます。
教育省でのブリーフィングの様子(バマコ)
地方の教育関係者との協議(CAPファナ)
放課後学習活動の様子(ティンゴレB小学校)
算数ドリルに真剣に取り組んでいます(ティンゴレB小学校)