海岸保全・再生に関する能力向上プロジェクト

The Project for Capacity Development on Coastal Protection and Rehabilitation

終了案件

国名
モーリシャス
事業
技術協力
課題
水資源・防災
協力期間
2012年4月~2015年6月

プロジェクト紹介

島嶼国であるモーリシャスでは、気候変動による海面上昇、サイクロンの強度・頻度の増大、観光開発での人工構造物の増加などに起因する海岸侵食が深刻化しています。同国政府も海岸保全の取り組みを強化していますが、緊急的および中・長期的な対策が必要とされる海岸が数多く残っています。この協力では、海岸保全計画の作成、実証事業を通じた同計画の有効性の確認、関係機関職員の能力向上などを支援します。これにより、作成された保全計画が承認・実施されることで、同国沿岸部の保全への寄与が期待されます。

協力地域地図

海岸保全・再生に関する能力向上プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • モーリシャスの観光地として有名なIle aux Cerfsにおいて、侵食と水路の埋没問題が生じている状況を調査した際の空中写真。 

  • モーリシャス島の東海岸Tau aux Bichesの侵食による護岸の倒壊と隣接する砂浜の侵食状況。 

  • 白化したサンゴ礁が海藻に囲まれている状況。サンゴ礁は海浜の砂の供給源となっているが、海水温の上昇による白化や富栄養化による影響を受けて死滅しておりその対策が求められている。 

  • サンゴの生育の関連するサンゴ礁の水質を、環境省の担当者と調査している様子。 

  • 海岸に来襲する波を観測するために、新たに波高計を設置している様子。 

  • 環境省の担当者に、海浜砂の性質や大きさを調べるための調査方法を教えながら、砂を採取している様子。 

  • 将来の気候変動、海面上昇による海岸災害対策として、海岸に建設する避難場所の候補地を環境省の担当者と調査している様子。 

  • 海岸保全パイロット事業を実施するGrand Sable村で実施された住民参加による海岸清掃イベント。150名を超える住民が参加した。今後も、このようなイベントを通して海岸をきれいに保つことの楽しさ・大切さを知ってもらい、住民の海岸環境保全意識の向上を図っていく。 

  • 清掃活動の様子。集めたゴミは、トラック2台分にもなった。 

  • 清掃活動で楽しそうに海岸のゴミを拾う子供たち。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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