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ギテガ県における紛争影響地域の生活向上を目的としたコミュニティ開発プロジェクト

Project for Community Development for Improvement of Livelihood in the Conflict-Affected Areas in the Gitega Province

国名
ブルンジ
事業
技術協力
課題
平和構築、農業開発/農村開発
協力期間
2012年2月~2015年2月

プロジェクト紹介

ブルンジのギテガ県は、長年の民族紛争の影響で、帰還民などの社会的弱者が多数居住しています。住民は主に農業で生計を立てていますが、土地の荒廃や干ばつなどの影響で生活は厳しい状況でした。同県では、コミューン(県の下の行政府)単位の開発計画は立てられているものの、予算不足や行政官の能力不足などにより適切に実施されていませんでした。この協力では、コミューン開発計画の実施促進を目指し、農業分野を中心としたパイロット事業を通じ、行政機関とコミュニティの能力強化を支援しました。これにより、対象地域の人々の生活向上に寄与しました。

協力地域地図

ギテガ県における紛争影響地域の生活向上を目的としたコミュニティ開発プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • プロジェクト対象地域の一つ、ブキラサジコミューンの国内避難民(以下、IDP)キャンプで暮らす子供たち。子供はどこでも明るく元気だ。 

  • プロジェクト対象地域の一つ、マケブココミューンのIDPキャンプで、人々に内戦当時の様子や帰還後の状況について聞き取りする池田調査団員(広報担当)。出身村では家族を殺された記憶があり、戻るのが恐いという人も多い。 

  • ブルンジでは、道路事情がよくないため、人々は荷物を自転車に積み、あるいは頭上に載せて運ぶが、非常に効率が悪い。本プロジェクトでは県道の改修によりマーケットへのアクセス改善も図っている。 

  • ブジュンブラ〜ギテガ間の国道沿いにあるブルンジ版の「道の駅」。客に少しでも買ってもらおうとディスプレイも美しい。プロジェクト対象地域でもこうした直売所支援も検討している。 

  • キブエ湿地での受益者向け説明会。行政の担当者とプロジェクトチームから湿地の改善について説明をしているところで、こちらを向いて話を聞いているのが受益者。 

  • ブルンジで伝統的に低い立場にあると言われるトゥワ族。農地を持たない彼らにとって、重要な生計向上手段である壺焼きの様子。焼きあがった直後に樹皮で作った染料で色を付ける。 

  • トゥワ族が壺をローカルマーケットで販売する様子。売れ行きは好調だが、彼らの社会的な立場から安い値段を付けられることが多いと言われる。 

  • トゥワ族の壺の品質をチェックする滝川調査団員(農民組織・研修計画担当)。 

  • 2012年8月に実施された日本での研修で、先進農家を訪問したブルンジ農業・畜産省の行政官たち。 

  • 第三国研修で訪問したシエラレオネでの様子。シエラレオネのJICAプロジェクト関係者との意見交換を通じ、行政とコミュニティの協働による生計向上の改善について議論している。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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