アチョリ地域コミュニティ開発計画策定能力強化プロジェクト

Project for Capacity Building of Local Government on Implementation of Community Development Project in Acholi Sub-Region

終了案件

国名
ウガンダ
事業
技術協力
課題
平和構築、ガバナンス
協力期間
2011年11月~2015年11月

プロジェクト紹介

ウガンダ北部地域では、1980年代から20年以上続いた紛争のため大量の国内避難民が発生しました。和平成立後の2008年頃より避難民の帰還が本格化していますが、紛争の影響を強く受けたアチョリ地域アムル県では、地方政府の行政能力の回復が遅く、復興・開発も他地域と比べて遅れていました。この協力では、アチョリ地域において、開発事業計画や予算計画策定能力の向上、コミュニティ開発の実施体制の強化を支援しました。これにより、同地域の地方行政機関の帰還民に対する生活基盤や基本的サービスの提供能力の向上に寄与しました。

協力地域地図

アチョリ地域コミュニティ開発計画策定能力強化プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 元国内避難民(IDP)キャンプ:紛争当時はこのような密集した場所での滞在を長期間余儀なくされた。2007年以降治安状況が改善し、人々は出身村に戻りつつあり既に多くのキャンプは閉鎖されている。 

  • 帰還後の状況:社会インフラが整っていない帰還先では、水汲みなどの重労働は女性が担っている。 

  • 第1回プロジェクト合同調整委員会(2012年5月開催):中央および対象地域の行政官が集まり、帰還した人々への行政サービスや生活基盤の提供改善について活発な議論がなされた。 

  • 資料管理研修:地方自治体(県)職員の資料管理能力強化のための研修を開催した。熱心に研修に取り組む参加者たち。 

  • 執務環境改善支援:支援前の書類保管状況。重要な書類やファイルは山積みにされていた。 

  • 執務環境改善支援:支援後の書類保管状況。書類整理のための整理戸棚を供与し、資料管理研修の成果もあって、現在は整理された状態を保っている。 

  • 執務環境改善支援:電化されていない県事務所に太陽電池を供与した。行政のサービス向上のために安定した電気供給は不可欠である。 

  • スタディツアー:北部2県の職員が南部の3県を視察。マサカ県で篤農家より集約型農業についての話を聞く参加者。 

  • 北部の行政官が、南部の住民から一村一品運動についての体験談を聞いているところ。行政と住民の信頼関係づくりのヒントが得られるか。 

  • 村のミーティングの様子:プロジェクトにより、県政府の計画策定や実施の能力が強化されることで、村の活動も活発化することが期待される。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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