灌漑開発マスタープラン策定支援プロジェクト

Project for Irrigation Development Master Plan

国名
南スーダン
事業
技術協力
課題
農業開発/農村開発
協力期間
2012年9月~2014年12月

プロジェクト紹介

南スーダンでは、干ばつや洪水によって農業生産が大きな影響を受けています。このような自然環境下で安定した農業経営を行うには、灌漑施設をはじめとする各種インフラ整備が重要ですが、同国では内戦の影響からインフラ整備を含む公共投資や行政サービス、人材育成がほとんど行われてきませんでした。また、豊富な水資源もデータ不足によって農業などに活用されていません。この協力では、灌漑開発マスタープランの策定を支援し、効率的・効果的かつ持続性の高い灌漑農業を通じ、安定した経済成長の実現を目指します。

協力地域地図

灌漑開発マスタープラン策定支援プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • JICA調査団とカウンターパートからなるタスクチームの定例会議の様子。タスクチームは、総勢32名におよぶ。 

  • 現況調査方法の組み立てを検討する。テーマ別にサブグループを形成し、調査を進めている。 

  • 技術セミナー開催。JICA調査団から、他国の灌漑開発事例を紹介する。本調査では、カウンターパートの能力向上に資するため、定期的に技術セミナーを開催している。 

  • 技術セミナーの様子。発表者に積極的に質問するカウンターパート。 

  • Western Bahr EL Ghazal州の州都Wauにおける現地調査。Wau流量観測所の現状を調査する。 

  • Northern Bahr EL Ghazal州のアウェイル灌漑スキーム(Aweil Irrigation Rice Scheme以下、AIRS)を視察。本灌漑スキームは、南スーダンにおける数少ない既存灌漑スキームの一つである。 

  • AIRSの既存施設調査。カウンターパートともに、施設の規模、構造、老朽化の度合いなどを観察する。 

  • AIRSの既存施設調査。灌漑水路の水路幅、深さ、堆砂の度合いを観察し、許容水量の現状を把握する。 

  • AIRSの既存施設調査。灌漑スキームに設置されている水利構造物を、細かく観察する。 

  • AIRSの水源であるLol川周辺の村にて、雨季の洪水状況について聞き取り調査を実施。南スーダンでの灌漑開発は、雨季の洪水制御も視野に入れる必要がある。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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