ジャラル渓谷及びシェベレ川流域水資源開発計画策定・緊急給水プロジェクト

Jarar valley and Shebele Sub-basin Water Supply Development Plan, and Emergency Water Supply

終了案件

国名
エチオピア
事業
技術協力
課題
水資源・防災
協力期間
2012年3月~2013年8月

プロジェクト紹介

エチオピアの東部は「アフリカの角」と呼ばれる干ばつや食糧危機が発生しやすい地域に属し、2011年にも過去60年で最悪とされる干ばつ被害が発生しました。特にソマリ州など標高が低い地域は、深刻な事態に陥りやすい傾向にあります。この協力では、ソマリ州水資源局に対し、ジャラル渓谷およびシェベレ川流域において水資源開発を行うための給水計画の策定を支援しました。これにより、効率的かつ効果的に水資源開発を進め、緊急時の給水ニーズに対応すると同時に、ソマリ州水資源局の体制や技術力、対応能力の強化にも寄与しました。

協力地域地図

ジャラル渓谷及びシェベレ川流域水資源開発計画策定・緊急給水プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 探査の様子。調査地のひとつである「ジャラル渓谷」はケブリベアの給水施設と給水源があり、今回のプロジェクトの水源候補地にもなっている。なだらかな渓谷の様子がよくわかる。 

  • 本プロジェクトでは2本の生産井を掘削し、あわせて毎秒10リットル以上の地下水揚水量を得ている。この写真はコンプレッサーによって井戸洗浄を行っている様子。 

  • ケベルベア地区の難民キャンプ内にある共同水栓で、水を飲んでみせる子どもたち。(写真提供:今村健志朗) 

  • ケベルベア地区の難民キャンプ内にある土壁の住居にて。住居の入り口から中をのぞこうとする子どもたち。(写真提供:今村健志朗) 

  • 共同水栓から給水する女性たち。共同水栓には家畜用の水飲み場が併設されている。(写真提供:今村健志朗) 

  • ボーリング調査に使用したドリルについて説明するJICAスタディーチームの田中正利(たなか まさとし)さんとボーリング調査を受託したWaheen Drilling社のスタッフ。(写真提供:今村健志朗) 

  • ラクダの背中に水が入ったジェリカンを載せて運ぶ女性。(写真提供:今村健志朗) 

  • 揚水試験。JICAスタディチームは現地のコンサルタント会社に委託して、ケベルベアとゴデの2つのワルダ(地区)で井戸の掘削、水質や社会経済調査、測量を行っている。(写真提供:今村健志朗) 

  • 揚水試験。JICAスタディチームは現地のコンサルタント会社に委託して、ケベルベアとゴデの2つのワルダ(地区)で井戸の掘削、水質や社会経済調査、測量を行っている。(写真提供:今村健志朗) 

  • ソマリ州水資源局内にある修理工場で働くエンジニアたちと、彼らへの技術指導を担当するJICAスタディチームの石井保(いしい たもつ)さん。この修理工場では井戸の水をくみ上げるためのポンプを動かす発電機などを修理している。(写真提供:今村健志朗) 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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