東南アジア地域気候変動緩和・適応能力強化プロジェクト

Project for Capacity Development on Mitigation/Adaptation for Climate Change in the Southeast Asia Region

国名
タイ
事業
技術協力
課題
環境管理
協力期間
2013年6月~2016年5月

プロジェクト紹介

アセアン諸国においては、急速な経済成長や気候変動に対する脆弱性から、気候変動対策を効果的に実施していくことが急務となっています。日本は2010年から、タイ国家温室効果ガス管理機構(TGO)に対して気候変動緩和策の能力強化のための協力を実施してきましたが、この協力では、TGOが、タイ国内にとどまらずASEAN諸国において気候変動対策を推進する人材を幅広く育成するための気候変動国際研修センター(CITC)の設立と国際研修を行うための協力を実施します。CITCでは、研究機関や地方自治体などのさまざまな知見・経験を共有し、人材育成を図っていくと同時に、地域の気候変動対策ネットワークの基盤としての機能をもつことが期待されています。

協力地域地図

東南アジア地域気候変動緩和・適応能力強化プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • プロジェクト開始時の業務計画の説明会議の様子。JICA専門家チーム側から、カウンターパートへプロジェクトの概要や進め方などを説明し協議を行います。(2013年6月) 

  • 研修ニーズ評価手法に関する講義。現場では、JICA専門家チーム側がワークショップ形式で教えながらカウンターパートと議論を進め、技術移転を行います。(2013年8月) 

  • 本邦研修の現場見学。訪問先の東京都庁の屋上緑化施設を見学しました。(2013年12月) 

  • 本邦研修で訪問先の北九州市の環境マスコット「ていたん」と記念撮影しました。タイでもこのような低炭素化を身近に感じられるマスコットをつくりたいと考えています。(2013年12月) 

  • 本邦研修の質疑応答の様子。訪問先財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)での講義に対し、熱心に質問しています。JICA専門家チームは訪問先の決定、講義内容の綿密な事前調整を行い、効果的な研修になるようサポートします。(2013年12月) 

  • 本邦研修で環境省の関地球環境局長を表敬訪問しました。今後の日本とタイの気候変動分野における協力について意見交換を行いました。(2014年1月) 

  • プロジェクト関係者での記念撮影です。(2014年1月) 

  • タイ天然資源・環境省よりVichet Kasemthongsri環境大臣がカウンターパートのタイ温室効果ガス管理機構(TGO)を訪問した際に、JICA専門家チームでプロジェクトの概要の説明を行いました。この気候変動対策国際研修センター(以下CITC)プロジェクトはタイとしても非常に重要な省のフラッグシッププロジェクトとして位置づけられています。(2013年11月) 

  • カンボジア、プノンペンで開催された低炭素アジア研究ネットワーク(LoCARNet)、カンボジア環境省主催ワークショップでの一コマ。カウンターパートのTGOジェフ部長が家本長期専門家とともに、CITCプロジェクトについて発表を行いました。国際会議での発表を通じてネットワーク構築を行うとともに、関係者との意見交換や研修ニーズ把握に努めます。(2014年2月) 

  • 東南アジア諸国連合(以下ASEAN)事務局(インドネシア、ジャカルタ)訪問。事務レベルでの協議に加え、Larry Maramis局長を表敬訪問しました。今回のプロジェクトはタイ国内のみならずASEAN諸国からの研修員受け入れも見込んでおり、ASEAN事務局に対してもCITCプロジェクトの紹介を行い、協力関係の構築を進めております。家本長期専門家とカウンターパートで訪問しました。(2014年2月) 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

関連記事等

関連記事等はありません。