南米における大気環境リスク管理システムの開発プロジェクト
The Project for Development of the Atmospheric Environmental Risk Management System in South America
終了案件

- 国名
- アルゼンチン
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 環境管理
- 協力期間
- 2013年4月~2018年3月
プロジェクト紹介
アルゼンチンおよびチリ南部のパタゴニア地域では、オゾン層の破壊による紫外線量の増加が深刻な問題となっており、紫外線量を正確かつタイムリーに測定することにより、皮膚がんや白内障対策に迅速かつ適切な対応が求められています。この協力では、現存するオゾンと紫外線観測システム(ミリ波分光放射計、オゾンライダー、および他の関連測定器)の高精度化や、オゾンホールの変動、低オゾン状態の空気塊の南米中緯度帯への拡散・混合過程の分析、およびこれらのデータを関係各機関と共有するシステムの開発などを支援しました。これにより、大気環境リスク管理システムが開発され、関係機関が同システムを活用して紫外線などの大気環境要因によるリスクや損失を最小限に抑えることに貢献することが期待されます。