生物多様性保全のためのパーム油産業によるグリーン経済の推進プロジェクト
Project on Promotion of Green Economy with Palm Oil Industry for Biodiversity Conservation
終了案件

- 国名
- マレーシア
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 自然環境保全
- 協力期間
- 2013年11月~2017年11月
プロジェクト紹介
マレーシアサバ州の最大河川であるキナバタンガン河流域には、森林保護区や野生生物保護区が点在しており、希少な野生生物の重要な生息域となっています。近年、同州ではパーム油産業が基幹産業で300以上あるアブラヤシ農園で使用される農薬や、旧式の排水処理システムで稼働する搾油工場から排出される処理水などが原因で、河川の水質汚濁が発生しており、地域の生物多様性への影響が懸念されています。この協力では、パーム・バイオマスの残渣を活用し新たなグリーン産業を創出するビジネスモデルを確立し、その成果を州政府や投資家、地元企業に共有することを支援しました。これにより、パーム油産業から汚染物質を軽減し、パーム油産業をグリーン経済として振興することで新規雇用が創出されることに寄与しました。