カラチ小児病院改善計画

パキスタンでは、乳児死亡率や5歳未満児死亡率が南アジア地域諸国の中でも低い状況にあります。シンド州のカラチ小児病院は、人口増加の著しいカラチ市内で貧困層の割合が高い地域に位置する州立病院ですが、設備の不備などで十分な医療サービスを提供できていませんでした。この協力では、同病院において、新生児治療室や手術室などの施設の拡充と、必要となる医療機材の整備を支援しました。医療サービス供給体制の増強を図ることにより、同市の約175万人の小児の衛生環境の改善に貢献しました。