初渡航の翌日にメディアの取材を早速受ける。中央でマイクを向けられているプロジェクトリーダの左はJICAカメルーン事務所長、その左がエトゥンディ・ンゴア中小企業・社会経済・手工業省大臣である。
カウンターパートのやる気が高く、専門家が初渡航してから2週間で合同調整委員会(JCC)「を開催。副大臣に相当する省の次官が議長となり、他の関連省庁やJICAカメルーン事務所長からも積極的なコメントが寄せられた。カイゼンの実践企業候補となる中小企業のジュースをふるまってくれた。
カイゼンの説明会を経済都市ドゥアラで開催したところ43企業が集まった。食品・木工家具・金属・ホテル・アパレル・清掃サービス・ガーデニングなど多業種の企業から積極的な質問が寄せられた。
第三国視察研修で訪れたガーナのレンガ工場の訪問時の様子。英語圏アフリカのカイゼン事業は数年先をいっている大先輩たちである。ガーナ滞在中、政府の役割やカイゼン指導員たちの苦労も伺った。
カイゼンのプロジェクトに従事する10ヵ国以上の関係者が集ったエチオピアでのネットワーク会合にも参加。同国の、エチオピア・カイゼン・インスティチュート(EKI)やカイゼン実践企業なども訪問。
カメルーンでのカイゼン・コンサルタント募集の際には、新聞広告やネット広告をだしたため、200人以上の応募者が殺到した。その中から、まずは2016年に研修を提供する29名を選抜した。写真は広告に使ったフライヤー
ドイツ国際協力公社(以下、GIZ)のプロジェクト関係者に連携案を説明するプロジェクト・リーダ。その後、GIZの事業で活動するコンサルタントもカイゼン研修に応募してきた。こうした他の開発パートナーにカイゼンを認知してもらい、アフリカに普及していく視点も重要である。
200人以上の中から書類選考を通過した48名の面接試験時の一幕。パソコンの能力試験やグループワークも行い、最終的に、男性21名・女性8名、民間から21名・政府系職員8名の29名が合格者となった。
エチオピアにおけるカイゼン・ネットワーク会合に参加したメンバー。右から中小企業庁スタッフ、JICAカメルーン事務所所員、プロジェクトリーダ、中小企業省・社会経済・手工業省副大臣(次官)、中小企業省スタッフ、中小企業庁長官、プロジェクト副リーダ。