南部アフリカにおける気候予測モデルをもとにした感染症流行の早期警戒システムの構築プロジェクト
Project for Establishment of an Early-warning System for Infectious Diseases in Southern Africa Incorporating Climate Predictions
終了案件

- 国名
- 南アフリカ共和国
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 保健医療
- 協力期間
- 2014年5月~2019年5月
プロジェクト紹介
貧困が顕著な南部アフリカでは、感染症の流行が人々の生活を脅かしていますが、近年の気候変動の影響により、これまでと異なった地域や規模で感染症の流行が発生する危険性が高いことが考えられています。この協力では、主に気候が流行発生に影響しているマラリア・肺炎・コレラなどの下痢症を対象に、気候変動予測モデルに様々な環境因子の影響を加味した感染症流行予測モデルを開発し、効果的な感染症対策実施のための早期警戒システムの構築を支援しました。これにより、危険性の高い時期や地域への適切な予防措置を通じ罹患者数の減少に寄与しました。
【プロジェクト目標】
南部アフリカへの適用に向けた先駆けとして、感染症対策のための気候予測に基づいた早期警戒システムモデル(iDEWS)が確立される。
【結果】
1)特にマラリア、肺炎、下痢症について、気候に基づいた感染症流行予測モデルが開発される。
2)感染症流行予測モデルを用いた iDEWS の運用指針がリンポポ州向けに策定される。
3)iDEWS の予測性能と運用性が実証される。