微生物学と水文水質学を融合させたネパールカトマンズの水安全性を確保する技術の開発プロジェクト
Project for Hydro-microbiological Approach for Water Security in Kathmandu Valley, Nepal
終了案件

- 国名
- ネパール
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 環境管理
- 協力期間
- 2014年5月~2019年4月
プロジェクト紹介
ネパールのカトマンズ盆地では、250万人もの人口が集中し、人口増加率も非常に高く、上水道をはじめとする都市生活インフラの整備が十分ではなく、特に給水サービスは不十分で、不適切な維持管理、予算不足などにより既存の施設は老朽化し、計画断水が行われています。また、不適切な下水処理からの地下水汚染も深刻であり、水供給の質と量の両面からの改善は喫緊の課題となっています。この協力では、カトマンズ盆地における上水資源(浅層・深層地下水、表流水、雨水)としての浅層地下水および表流水の処理システムの開発などを支援しました。これにより、同地域における上水資源の管理体制の強化に寄与しました。
【プロジェクト目標】
(関係省庁、研究機関、NGO等による)カトマンズ盆地における上水資源(浅層・深層地下水、表流水、雨水)の管理体制が強化される。
【結果】
1)カトマンズ盆地における水資源の需要量、利用量、供給量の現状把握と来予測がなされる。
2)カトマンズ盆地における水資源(浅層・深層地下水、表流水、雨水)の水質汚染状況が把握される。
3)カトマンズ盆地における水資源(浅層・深層地下水、表流水・雨水)の微生物学的な現状が把握される。
4)カトマンズ盆地における、上水資源としての浅層地下水および表流水の処理システムが開発される。
5)カトマンズ盆地における、上水資源としての浅層地下水および表流水の最適処理システムの普及に向けた社会的および経済的な評価がなされる。