カウンターパート機関の国家経済社会開発委員会(NESDB)長官が議長を務める中央政府機関との合同調整委員会(以下、JCC)会合。3月には、プロジェクト提案の持続可能な未来都市をテーマに第12次国家経済社会開発計画へ反映させる議論を行った。
JCC主要機関の内務省公共事業・都市農村計画局との協議。プロジェクトが対象とする地方都市の開発課題を明確にするために、地方都市の都市計画に関する法規制、既存計画の策定・運用状況、開発実態の議論を行った。
タイ東北部の中心都市であるコンケン市への視察。市長の強力なリーダーシップの下、「スマートなまちづくり」を進めている。低炭素化社会の主要事業として公民学が連携して大量高速輸送機関の実現に尽力している。
コンケン市のコミュニティミーティングへの視察。コミュニティ代表、副市長、市職員が参加し、定期的に開催されている。市と住民の積極的な連携と、コミュニティの課題解決や学びの場として機能している。
タイ西部に位置するラチャブリ県の県事務所でのヒアリング。ラチャブリ県事務所の役割、県開発計画や事業予算、事業実施体制など、事業実施のメカニズムを聞き、地方都市の行政界をまたぐ事業の実現可能性を検討した。
タイで住みたいまち第一位に選ばれたパナニコム市(チョンブリ県)。清掃が行き届いた街並みが広がる。コミュニティビジネスによるオーガニック製品の生産や伝統工芸の取り組みなど、コミュニティの活動が活発である。
タイ南部のクラビー市。Quality Cityをビジョンに掲げ、2026年までにタイ南部地域の中心都市となること目指す。下水処理や廃棄物管理の環境分野での先進的な取り組みを始め、数多くの独自の取り組みを行ってきている。
ミャンマーの国境に位置するメソット市の入り口。メソット市は、ASEAN経済共同体(AEC)に向けて、戦略的な国境都市として経済特区(SEZ)の整備が進む。タイ人人口を上回るミャンマー人労働者を受け入れている。
第一回本邦研修における長野県飯田市市長への表敬訪問。飯田市における、住民主体の地域づくりや、官民連携による環境事業、広域連携による様々な活動について、市長と活発な意見交換を行った。
第二回本邦研修で訪問した金沢市の伝統的建造物群保存地区に指定されている東山ひがし地区での視察風景。住民が主体となり町を守る活動を行う重要性について聞き、タイの地方都市に活かせるヒントを得た。