キックオフ協議
今回が最初のプロジェクトニュースの配信になります。早速ですが、このプロジェクトについて少しずつ話を進めていきます。JICAのプロジェクトには、様々な形態のプロジェクトがあります。このプロジェクトの業務形態は、技術協力という形をとっています。技術協力プロジェクト実施期間中に、相手国政府から要請を受けた業務についてカウンターパートと共に課題を解決していき、カウンターパートの能力向上を目的としています。
2015年4月末から現地入りして、約1ケ月間は執務スペースの整備をしながら、カウンターパートと要請内容について確認し、ワークプランの案を作成しました。
ワークプランは、どのような方針やスケジュールで3年間のプロジェクトを進めていくかをまとめたものです。
そして、見出しになっている聞き慣れないキックオフ協議(プロジェクト開始を意味する協議)についてですが、この協議の目的は、ワークプランのプレゼンテーションを行い、カウンターパートである建設省と内容について合意することです。
ワークプランの主な内容は、1)実施機関、2)PDM(プロジェクトデザインマトリックス)、3)成果1〜5の活動内容、4)ケーススタディーの選定、5)今後のスケジュールで、説明・協議の結果、無事に合意を得ることができました。今後は、成果毎に活動していきます。
(注)PDM(プロジェクトデザインマトリックス)とは、プロジェクトの概要をコンパクトにまとめたものです。プロジェクトが行う活動、その結果である成果、めざす目標、さらに上位に位置する目標や外部条件、成果と目標の達成度合いを客観的に測定するための指標と、そのデータを得る手段が書かれます。
キックオフ協議の様子