TRI法に焦点をあてた低侵襲医療技術の普及プロジェクト
Implementation Plan for "Project for Promotion of Minimally Invasive Techniques Focused on TRI Method" in Mexico
終了案件

- 国名
- メキシコ
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 保健医療
- 協力期間
- 2016年1月~2019年1月
プロジェクト紹介
メキシコにおける死亡要因は、食生活の変化や生活習慣病の増加により、第1位が糖尿病、第2位が心臓疾患となっています。現在の足の付け根からカテーテルを挿入する治療法は、患者への身体的負担や入院期間が長くなることにより、医療コストが高くなり、病床数が不足する公立病院では深刻な問題です。この協力では、手首からカテーテルを挿入する「経橈骨動脈インターベンション(TRI法)」などの低侵襲医療技術を用いた虚血性心疾患の検査・治療の普及に関する支援を行いました。これにより、公的医療サービスへの同国民の効果的なアクセス、公的医療コストの削減、安全で質の高い医療サービスの強化に貢献しました。
【上位目標】
メキシコに於いて虚血性心疾患で低侵襲医療技術により検査・治療を受ける患者の QOL が改善され、虚血性心疾患治療にかかる医療費が削減される。
【プロジェクト目標】
メキシコに於いて低侵襲医療技術を用いた虚血性心疾患の検査・治療が普及する。
【結果】
成果1)心臓インターベンション専修医と心臓インターベンション専門医の、低侵襲医療技術を用いた虚血性心疾患の検査・治療にかかる能力が強化される。
成果2)虚血性心疾患の検査・治療法としての低侵襲医療技術が、心臓インターベンション専門医の認定・更新にかかる制度の中に含まれる。
成果3)心疾患の検査・治療法としての低侵襲医療技術が全国、さらには他中南米地域に共有される。