プノンペン交通管制システム整備計画

カンボジアの首都プノンペンでは、主に独自予算にて信号機の整備と交差点改良、立体交差の建設など交通改善施策に取り組んでいます。しかし、プノンペンの各交差点の信号機器、制御システムが統一されていないため、交通量や流れと無関係に信号は表示されていました。これが交差点と交差点の間の車両滞留、交通渋滞の悪化や、交通事故死亡者数の増加等を招き、深刻化していました。この協力では、プノンペンの115ヵ所（既存信号64交差点、新設信号45交差点、国道1号線上6交差点）の交差点信号機と交通管制センターの整備を支援しました。これにより、交通状況の改善を図り、同地域の経済活動の活性化に寄与しました。