前期中等数学科教育の質改善プロジェクト
Project for the Improvement of the Quality of Lower Secondary Mathematics Education
終了案件

- 国名
- グアテマラ
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 教育
- 協力期間
- 2017年1月~2019年7月
プロジェクト紹介
グアテマラの初等教育の純就学率は、内戦終了から間もない1997年では、72パーセント(世界銀行)でしたが、2001年には84パーセントと大きく向上しました。しかし、同年の国家学習達成度評価プログラムでは、児童の習熟度が全般的に低い結果だったため、日本の支援のもと、算数教育の質改善に努めてきました。この結果、小学生の算数の達成度調査ではある程度改善できたものの、前期中等教育の数学においては基準に達した中等前期学生の割合が18.4パーセントと数学教育の質の改善が課題となっています。この協力では、系統的で分かりやすい前期中等3学年分の数学科教科書・教師用指導書の開発と、同教材活用のための教師教育を実施しました。これにより、前期中等教育における効率的・効果的で一貫性のある算数・数学教育の実現に寄与しました。
【上位目標】
前期中等教育課程数学科において、改訂されたカリキュラム7に則った教育活動が実施される。
【プロジェクト目標】
前期中等教育課程数学科において、改訂されたカリキュラムに則った教育活動が導入される。
【結果】
1)前期中等教育課程全 3 学年の数学科教科書及び教師用指導書が作成される。
2)前期中等教育課程の数学科教員に対する導入研修システムが強化される。
3)前期中等教員養成課程の数学指導法講座で用いる教官用指導書が作成される。