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水環境タスクフォース会議の開催

本プロジェクトの成果2である「技術的なガイドラインの整備と環境省及び関連省庁への共有」の達成に向け、第5回水環境タスクフォース会議を10月19日に開催しました。今回の会議は、排水処理施設ガイドラインのドラフト案と廃水処理及び工場立入検査に関する研修スケジュール日程について協議を行いました。

排水処理施設ガイドラインは、工場立入検査を行う環境省職員が工場の廃水処理施設及び設備の性能を評価し、排水基準を満たしているかを正確に判断することを目的に作成しています。工場立入検査分野を担当するManuel Gloria団員がガイドラインの全体像を説明した後、織物工場、食肉処理場、包装工場等に関する具体的な排水処理施設の評価方法を説明し、内容についてタスクフォースメンバーと協議しました。今後は、議論した内容を踏まえガイドラインを改定するとともに、その他工場(醸造所やゴム加工工場等)の排水処理施設に関しても具体的な評価方法を追加する予定です。

今後の研修スケジュールについても協議を行い、排水処理施設ガイドラインに関連する研修第1段として、ガイドライン全般に関わる基礎研修を2018年11月29日及び12月6日に実施することで合意しました。基礎研修の後、第2段の中級研修として、特定の産業部門における廃水処理の特性や処理プロセスに関する講義を行い、第3段の上級研修では、大規模な排水処理施設の工場見学、工場立入検査パイロットテスト及びワークショップを実施する予定です。

本プロジェクトは、プロジェクトの成果の1つである工場立入検査ガイドラインの作成と普及、そして実地を含む研修を通じて、環境省職員の工場立入検査に関する能力向上を今後も図っていきます。

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研修の様子

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研修の様子