トリブバン大学教育病院医療機材整備計画
The Project for Improvement of Medical Equipment in Tribhuvan University Teaching Hospital
終了案件

- 国名
- ネパール
- 事業
- 無償資金協力(贈与契約(G/A))
- 課題
- 保健医療
- 贈与契約(G/A)締結(供与期限)
- 2016年12月~
- 供与額
- 7.54億円
プロジェクト紹介
ネパールでは、妊産婦死亡率、乳幼児死亡率ともに改善傾向にあるものの、SDGs の目標達成にはほど遠く、基礎保健サービスへのアクセス改善や疾病予防対策に加え、近年は心血管系疾患やがん等が増加傾向にあり、より高度な診療サービスが必要とされています。日本はこれまでに、無償資金協力「トリブバン大学教育病院建設計画」(1982年)や「トリブバン大学附属教育病院拡充計画」(1990~1992年)を通じて医療施設の建設、拡充や機材の整備を支援してきました。また、トリブバン大学教育病院は、カトマンズ市内で唯一の現職医療従事者に対する臨床教育実施機関でもあります。しかし、施設及び機材の老朽化が著しく、患者数の増加もあり、長い待ち時間や必要な検査が十分に受けられない、十分な臨床教育ができない状況となっていました。この協力では、同病院の医療機材を整備することで、患者に提供する医療サービスの改善および医療従事者に対する臨床教育機能を強化して同国の保健医療サービスの向上に寄与しました。