About Machine Translation

This site uses machine translation. Please note that it may not always be accurate and may differ from the original Japanese text.
This website uses a generative AI

短期専門家による感染症疫学データ分析能力強化研修の開催

2024年5月13日から16日の4日間に渡り、プロジェクトでは大谷短期専門家(国立感染症研究所)と河内短期専門家(国立国際医療研究センター国際医療協力局)を講師に迎え、保健省疫学サーベイランス局(DSE)とコンゴセントラル州保健局保健情報課(DPS-BIS)の職員を対象に、感染症疫学データ分析能力強化研修を開催しました。

今回の研修は、成果2「感染症のデータ分析能力及び分析結果の共有体制が強化される」の達成を目的に企画しました。DSEは全国の感染症疫学週報を元に毎週木曜日に分析会議(オンライン)を、DPS-BISは保健管区(Zone de Santé)からの疫学週報を確認する会議を毎週水曜日に開催します。そこで挙げられた提言を各局が下達しますが、肝心の「感染症対策につなげるデータ分析」をする知識や技術には改善の余地がありました。

そのため、大谷・河内両短期専門家には、「なぜデータ収集、データ分析をするのか」といった意義の確認から、感染症疫学データの「アウトブレーク分析」「週次分析」「長期分析」の手法、「データクリーニング、報告書の書き方」といった技法まで幅広く講義・演習いただきました。演習では、コンゴ民の直近の週報データ、DSEの作成した年報などを素材とすることで、参加者自身のこれまでのデータ分析への批判的吟味を踏まえ、実践に直結する内容の研修となりました。参加者は所属先や職種を問わず全員が活発に議論に参加し、最終日の事後テストを終え参加証を受領しました。

プロジェクトでは、今回の研修のために両短期専門家により作成された研修資料をもとに、カウンターパート主導のデータ管理・分析能力の研修開催や指導を継続して支援していきます。

画像

写真1. DSE局長と職員との事前会議

画像

写真2. 講義資料をDSEカウンターパートと最終確認

画像

写真3. 河内短期専門家による「報告書作成」についての講義

画像

写真4. 大谷短期専門家による「長期データの分析」講義

画像

写真5. 直近5年間のデータを分析するグループワーク

画像

写真6. 週次疫学分析会議の内容について皆で検討

画像

写真7. JICAコンゴ民事務所興津所長同席の元での参加証授与式

画像

写真8. DSE局長との参加者集合写真