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コンゴセントラル州公衆衛生検査室の細菌学検査能力評価

西欧程の広大な面積を有するコンゴ民主共和国では、遠く離れた首都キンシャサの国立生物医学研究所(INRB)に検査検体を送らずとも、できる限り近い検査室で検体検査ができる体制を全国で構築する、といった保健省の目標があります。本プロジェクトでは、コンゴセントラル(KC)州公衆衛生検査室におけるコレラと腸チフスの検査能力の強化を目指し、INRBでの検査技師の技術研修、検査資機材の供与、運営管理体制の整備などに、保健省検査局とINRBと取り組んできました。

プロジェクトが2か月後に終了するにあたり、これらの活動の成果について、2024年8月12~16日に、検査局とINRBの関係者と評価しました。評価では次の5つに焦点を当てました。
1)コレラと腸チフスの検査を対象とする、2)導入や実施などの実践を重視する、3)プロジェクト活動の事前と事後を比べる、4)根拠に基づいて議論する、5)WHO(2012)の検査室評価票の11項目*を枠組みとする。

*組織と経営、文書、検体の採取・取り扱い・輸送、データと情報の管理、消耗品と試薬、機材、検査技能、設備、人的資源、バイオリスク管理、公衆衛生機能

評価の結果、2020年のプロジェクト開始当時と比べ、様々な変化が認められました。特筆すべきは、腸チフスとコレラの検査技術の向上はもとより、主要供与機材(インキュベーター、遠心分離機など)の明確な使用法の掲示、患者が州病院に支払う検査代の一部を検査室の運営費にまわすこととしたことによる細菌学検査の収益化、複数の職員が技術を習得することによる、安定して細菌学検査を継続できる人員交代体制の整備です。

また評価結果に基づき、上述11項目において次の一手を記す計画表を、州公衆衛生検査室長と作成しました。前程万里、これからも駒を進め続けることが大事になります。

検査局、INRB、州公衆衛生検査室の関係者による質疑応答

検査局、INRB、州公衆衛生検査室の関係者による質疑応答

培養液のpHについての知識の確認

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細菌用の培地の作り方にかかる手順と技法の評価

細菌用の培地の作り方にかかる手順と技法の評価

培地に植菌する技術の評価

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KC州公衆衛生検査室の室長と現金出納帳

KC州公衆衛生検査室の室長と現金出納帳

集合写真

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