プロジェクト活動の記録:2023年5月~

2023年3月~5月にかけて、首都キンシャサ保健省疫学監視局配属のプロジェクト専門家2人(チーフアドバイザー、業務調整専門家)が交代し、2023年11月にコンゴセントラル州保健局に地域保健専門家が配属されました。
また同5月から11月にかけて、計4名の短期専門家が、国立国際医療研究センターと国立感染症研究所から派遣されました。この機に、感染症疫学監視における症候群サーベイランス、コンゴセントラル州のラボサーベイランス、国立生物医学研究所(INRB)のバイオセーフティ・バイオセキュリティの強化に取り組みました。
プロジェクトも終盤に差し掛かり、これまでの活動の成果や課題を把握し、改善と能力強化を続ける日々です。その一環として、2023年7月に保健省疫学監視局(DSE)、検査局(DLS)と国立生物医学研究所(INRB)が、コンゴセントラル州保健局(DPS)、と対象9保健管区(ZS)を訪れ、疫学監視の現状を調査し指導しました。また同9月には、これらの部署の関係者が集う進捗評価会を開催し、プロジェクト指標に基づく発表と議論を繰り広げました。
他にも、住民主体監視体制の評価、州公衆衛生検査室への資機材の供与、検体の採取・梱包・輸送に関する手順書の作成、国立生物医学研究所用の安全管理手順書の作成など、様々な活動を実施しています。
今後プロジェクト活動について、ニュース記事として少しずつ紹介いたします。

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本邦研修受講中の疫学監視局職員と協議(写真右:橋本チーフアドバイザー)

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コンゴセントラル州公衆衛生検査室のへ供与資機材の検品(写真右:秋山業務調整専門家)

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Boma Bungu保健管区事務所長と看護監督官と住民主体監視に関する協議
(写真右:髙橋地域保健専門家)

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プロジェクト進捗評価会(写真右:河内短期専門家、症候群サーベイランス)

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コンゴセントラル州公衆衛生検査室の視察
(写真中央:大谷短期専門家、ラボサーベイランス)

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国立生物医学研究所(INRB)安全管理能力強化に関する指導
(写真左:鈴木短期専門家、写真右:峰短期専門家、バイオセーフティ・バイオセキュリティ)