第2回 プロジェクト半期進捗評価会の開催

2024年2月20日から23日にかけて、プロジェクト半期評価会をコンゴセントラル(KC)州マタディで開催しました。KC州保健局保健情報課と継続教育課の職員が主導し、保健省疫学監視局と検査局のそれぞれの局長と職員、国立医生物学研究所(INRB)の職員、9パイロット保健管区の区長、疫学監視担当看護師、情報管理担当、地域住民活動担当、地域病院検査室長など70人が参加しました。

1日目に前回の評価会からのプロジェクト活動の進捗を発表し、住民主体監視体制の実施状況について議論しました。特に、村で活動する保健ボランティアが疾病や主要保健問題を報告する方法、ボランティアの能力強化を継続する方法について議論しました。

2日目は、検査検体の採取・梱包・搬送、データ管理・共有などに関して、INRB職員、州公衆衛生検査室の責任者と職員の参加のもと、異なる立場からの意見や経験を出し合い、機能度を高める体制を目指して討議しました。

3日目は、感染症疫学データベースシステムやデータ管理に関して議論し、次回8月の評価会までの活動計画を作成しました。同計画の主な対象は保健管区で、例えば、保健ボランティアによる報告用紙の活用です。今回プロジェクトでは、KC州おける疫学監視能力を高めるため、データ管理用のパソコンを9保健管区事務所、州保健局保健情報課、州公衆衛生検査室に供与し、また保健ボランティア用の報告用紙を印刷・配布しました。

プロジェクトでは、今回の評価会の結果を踏まえ、保健管区への視察や助言を続ける予定です。

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住民主体サーベイランスの目的や重要性をわかりやすく参加者に説明する、KC州保健局保健情報課課長代理

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保健ボランティアの能力強化のための資料案について説明する継続教育課職員

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パソコンを疫学監視局長に供与する橋本チーフ

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会議参加者集合写真