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日本での技術研修に、国立生物医学研究所(INRB)職員が参加

2024年5月22日から6月26日の約一か月間、コンゴ民主共和国の国立生物医学研究所(以下、INRB)の研究者2名と機器技術者2名が日本を訪れ、JICA無償資金協力で建設された研究施設(2019年12月完工)の安全な運営管理・機材の維持管理、検査・研究の能力強化を図るため研修を受講しました。

本プロジェクトの活動の一つに、INRBに建設されたBSL2/BSL3(バイオセーフティー実験室)の新棟において、施設の運営管理、検査・研究の能力強化が組み込まれています。感染性の高い病原体をより安全に扱うことができるように、実験室の管理、運営を利用者である研究者、および施設、機器を管理する技術者の技能を高める必要がありました。研修では、国立感染症研究所をはじめ、大学や研究施設、企業の実験室・検査室を訪問し、管理体制や技術について学びました。

また、INRBで臨床ウイルス部に所属する研究者は、北海道大学で、感染症の実態を分子レベルから把握するための実験技術の習得と研究に取り組みました。今回の研究結果をさらに発展させ、コンゴ民主共和国で研究が進められることが期待されます。

施設、機器管理の技術者は、INRBの実験施設がより安全に運営され、設置された機材ができるだけ長く利用できるよう、除染技術、適正使用、保守管理方法について、訪問先の研究所や主要機材の企業で学びました。実際に機器や機材を扱い、専門の技術者から原理や注意点を教わり、環境の異なる現地で応用できるように知識、技術の習得に努めました。

研修員は、本研修を通し学び得たことを実施計画としてまとめました。本国に戻った後に、所属機関で計画を発表し、同僚に研修をおこなう予定です。研修員は、本研修でたくさんの方々から貴重な知識や技術を学べたことに大変満足し、感謝しています。

INRB研修員およびJICAプロジェクト専門家より、本研修の開催にあたりお世話になった組織、企業、個人の皆さまに、心よりお礼を申し上げます。

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国立感染症研究所戸山庁舎にて、実験室の安全管理に関する講義

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国立感染症研究所村山庁舎にて、研究施設の視察

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北海道大学にて、実験室の運営管理の実習

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北海道大学での研究の様子

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イカリ消毒株式会社にて、実験室の燻蒸に関する研修

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大阪電機工業株式会社にて、オートクレーブ用ボイラーの維持管理研修

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株式会社エンバイシスにて、廃水滅菌システムの維持管理研修

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株式会社トミー精工にて、オートクレーブの維持管理の研修

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結核研究所にて、実験室安全管理、機器保守の研修

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久保田商事株式会社による、遠心機の機器保守の研修

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三木専門家による、BSL3の設計と安全管理、HEPAフィルターに関する研修

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PHC株式会社にて、CO2インキュベーター、超低温フリーザーの機器保守の研修

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昭和科学株式会社による、安全実験キャビネットの燻蒸研修

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サクラ精機株式会社、サクラエンジニアリング株式会社による、埋め込み式オートクレーブの保守管理研修

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主要研修受入機関となった国立感染症研究所にて、研修修了式後の記念撮影