PRESSMN-3訪日研修の実施

2023年11月6日〜10日にセネガル保健省の母子保健局、質衛生安全局、公立病院局から4名の研修生を招いて、東京で「日本の病院における母子保健サービス質改善の取り組み」についての研修を実施しました。PRESSMNの第3フェーズは、コロナウイルス感染症の流行に関連した入国規制の影響もあって、今回が初めての訪日研修となりました。

研修実施機関である国立国際医療研究センター(NCGM)を始め、厚生労働省や日本医療機能評価機構に訪問し、日本における医療の質改善の政策や制度と、それを現場である医療施設で実践するための取り組みについて学びました。また、行政官や医療従事者だけではなく、患者家族当事者からもお話を伺いました。

研修生は日本の病院の個人を尊重した質改善の取り組みについて、セネガルの現状と比較しながら、積極的に講師達と意見交換を行いました。医療者がなかなかインシデントを報告したがらない、患者会はあるが活性化が難しい、など、共通の課題も見つかりました。

この研修の成果は2024年1月11-12日に開催したPRESSMN-3の第3回経験共有会議の場で、セネガル国内の関係者に広く共有されました。

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国立国際医療研究センター(NCGM)理事長表敬

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国立国際医療研究センター(NCGM)産科病棟の見学

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「日本の周産期医療の現状と課題・医療の質と医療安全のあゆみ」についての講義