第3回リスペクトフルケア経験共有会議の実施

2024年1月11日と12日に、第3回リスペクトフルケア経験共有会議を開催しました。今年の会議では、直接介入州の母子保健関係者に加えて、他の10州の州医務局と州病院も招待し、72名の対面参加者と12名のオンライン参加者、総勢84名が参加しました。

初日は、母子保健局母新生児課と直接介入州のコアメンバーがグループワーク形式で、各州の行動計画の進捗確認や更新を行いました。2日目の本会議では保健省公立病院局長が議長を務め、開会式ではJICAセネガル事務所次長からの挨拶がありました。

本会議では各州がリスペクトフルケアを実践する上でのグッドプラクティスや課題と、前日に作成した新たな計画を発表しました。発表後のディスカッションでは、同じ課題に直面している他の州からのアドバイスが得られる場面もありました。

また、今回の会議では11月に実施された訪日研修の報告もありました。参加者たちは、セネガルと日本の現状を比較し、人手や設備が不足する医療施設で質を確保する方法や、医療事故に関する責任追及ではなく学習を目的としたシステムの構築について活発に議論しました。

各直接介入州は更新された行動計画に基づいて、リスペクトフルケアに関する活動を進め、その進捗は今年の夏頃に確認される予定です。今年はプロジェクトの最終年であり、直接介入州以外の10州の参加も一層強化していく予定です。

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1日目:グループワーク

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2日目:本会議の開会式